Q.ご挨拶をお願いします。

スチョル役を演じました。たくさんお越しいただき、ありがとうございます。

Q.キラー役を準備しながら大変だったことや、努力したことを聞かせてください。

周りにいない人物ですし、いてはいけない人物です。マンホールの下で暮らしている人をどうやって表現するのかが難しかったです。役作りについては、撮影に入る3ヶ月前から監督とたくさん話し合いました。撮影に入って、セットを見て、衣装を着て、扮装をしたら、どうすればいいのかなんとなく分かりました。

Q.映画『亀、走る』に続き、キラー役を演じましたが、どのような違いがありますか?

『亀、走る』のソン・ギテ役はキラーではなく、逃亡者でした。当時は鋭い姿を表現しようとしました。今回はキラーなので、扮装や衣装、美術、僕の空間の中でどうやって表現しようか悩みました。幸い、美術チームが立派なセットを作ってくれたので、とても役立ちました。じっと見つめる表情もその空間の中にいたら、もっともらしく見える部分があったと思います。

Q.印象に残っている場面を教えてください。

浴槽の中にある女性をバールで打つシーンです。映画では短く編集されましたが、結構長い撮影でした。気分が悪かったです。二度はできませんでした。

Q.キラー役を演じたことのあるハ・ジョンウさんからアドバイスされたことがあれば聞かせてください。

軍隊に行ってきて30歳を過ぎたら、今の年齢にできるキャラクター、そして軍隊に行く前の作品と違うキャラクターを演じたいと思っていました。除隊後、映画『ローラーコースター』、ドラマ『無情都市』、そして今回のように色とキャラクターがはっきりしている役を演じました。ハ・ジョンウさんとは作品に出演するたびに話をします。たくさんのアドバイスをしてくれるありがたい兄さんです。今回のキャラクターについて、特にアドバイスしてくれたことはありません。「楽しく、健康に撮影して来い」と言われました。

Q.本人が思う見どころを聞かせてください。

映画を見た後、街中にあるマンホールを気味悪く感じてほしいです。それが見どころです。

Q.最後に一言お願いします。

貴重な時間を割いていただきありがとうございます。この映画を観て、シン・ジェヨン監督の次の作品を楽しみにしていただけたらと思います。

写真提供:(C)Fine Works