Q.ご挨拶をお願いします。
アンニョンハセヨ、チョ・ドルソク役を演じました。8ヶ月間準備した映画を初めて公開する場に、たくさん関心を寄せていただきありがとうございます。
Q.時代劇への出演が多いですが、この映画へ出演を決めた理由は何ですか?
この映画のシナリオを読んだとき、とても気に入りました。とても胸がいっぱいでした。私が話したい物語をまた時代劇でできると思いました(笑)。時代劇ですが、主題は現代でも表現できる物語です。『尚衣院』という空間で、その時代に起こるエピソードがとても適切に組み合わせられて、シナリオを読んだ瞬間に出演したいと思いました。
Q.裁縫の実力は伸びましたか?
コ・スさんと一緒に一ヶ月間習いましたが、あまり楽しくありませんでした(笑)。大変でした。とても几帳面で、(同じ作業を)繰り返す仕事です。袞竜の御衣(※)を作るのに2ヶ月もかかるそうです。服を一着作るのに一ヶ月の授業では足りませんね。コ・スさんは子供の服を作り、私は自分用のベストを作りましたが、途中でやめました(笑)。とても大変でした。お母さんのことも思い出し、裁縫は簡単なことではないんだと思いました(笑)。
※袞竜の御衣(こんりょうのぎょい)…昔の王が着用した中国風の礼服。上衣は赤地に、日・月・星・竜などが入っている。即位式などの儀式の際に着用した。
Q.一番着たい韓服を描いてもらいましたが、ハン・ソッキュさんは何も描いていない理由は何ですか?
描くのが下手です。今まで生きてきて、印象に残っている出来事で、20代のときに何も着ずに、釣りをした記憶があります。昭陽江(ソヤンガン)ダムで釣りをしましたが、梅雨期だったので雨で陸路が遮られてしまって、周りに誰もいませんでした。雨に降られて、着ていた服をすべて脱いで、何も着ていない状態で一日を過ごしたことがありますが、一生の思い出になりました。普段は服に対してあまり関心がありません。職業柄、着なければならない服が多いですが、それは大変なことです。服を着ない経験を一度してみるのもとてもいいと思います。誠意がないから描かないわけではありません。服を着ないのもいいと思って描きませんでした。
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