韓流大好き!

取材記事


まるでクラブのような雰囲気の中、赤いライトが交じり合い、バックダンサーが登場する。会場は一瞬にして熱気に包まれた。そして、ついにステージ下からゆっくりと上昇し姿を現すイ・ジュンギ。1曲目、「LOST FRAME」のハードロックなイメージにマッチした黒いスーツにサングラスで登場。また、曲の合間に時折見せるヘッドバンキングやダンスで会場をさらに盛り上げた。

続いて2曲目「Closer」。「ヨコハマー!Make Sounds Noise!」と叫び、会場を煽るイ・ジュンギに、ファンたちは空高く拳を突き上げ、声援を送る。キレのあるダンスを披露しながらも、コールアンドレスポンスを繰り返し、会場を一つにさせた。

「みなさん、本当にお久しぶりですね」と流暢な日本語で挨拶するイ・ジュンギ。「会いたかったですか?」と尋ねると、それぞれ思い思いに表現するファン。しかし、イ・ジュンギはその声援の小ささに納得がいかなかったようで、繰り返し「会いたかったですか?」とファンに質問。ファンも精一杯答えようと叫ぶが、それでも足りない。「みんな叫んで!」、「もっと!もっと!もっと!もっと!」と、耳に手を当て、会場の声援を確かめた。「いいんじゃないの?」とやっと満足し、近くのカメラに視線を合わせる。そしてサングラスを外し、投げキッスをしてみせると、ファンは悲鳴を上げた。

「みなさん、準備は出来た?」と尋ねてみるが、またまたファンの反応が薄い。納得がいかなかったイ・ジュンギは、「最も大きい、そしてツアー最初の横浜会場で(なぜ)こんなに声が小さいの?」、「みなさんの声が小さかった場合、予定していたプログラムを半分にします!」と少し拗ねた様子。それに対しファンは、「アンデー(ダメー)」と叫ぶと、イ・ジュンギもファンを真似して、高い声で「アンデー」と叫んでみせた。「(公演を半分にしては)ダメーといった切実な思いを聞きたいんです!」と、左右中央と順番にファンからの「アンデー」を全身で受け取った。

途中、今年の流行語大賞に輝いた日本のギャグ、「ダメよ~、ダメダメ」を言ってみたりと、日本のファンを喜ばせ、十分に会場を温めたイ・ジュンギは、「準備は出来ましたか?」、「じゃあ、始めたいと思います。今日は初日ですからノリノリで行きましょうね!」と次の曲へ繋げる。

「みなさんが大好きな『一言だけ』です。一緒に歌ってください!」と、3曲目が始まった。ギターの音に合わせてエアギターをしてみたり、サビでファンにマイクを向けてみたりと、ひと時もファンサービスを忘れなかった。

曲が終わると映像が流れた。CDアルバムのジャケット撮影の模様やレコーディング風景が映し出された。格好良くポーズをキメ、撮影に臨むシーンがあったと思えば、茶目っ気たっぷりに変顔をして見せたりと様々なイ・ジュンギを見ることが出来た。

そして再びステージにイ・ジュンギが登場。先ほどよりもラフなジャケットスタイルに衣裳チェンジしたイ・ジュンギは4曲目「FOR A WHILE」を歌う。ピアノの伴奏が印象的なこの曲にイ・ジュンギの美しい高音が重なり、ファンは酔いしれていた。

写真提供:(C)IMX & NAMOO ACTORS.CO.,LTD



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