Q.シナリオを読んだ感想はいかがでしたか?
思悼世子が父の英祖により米びつに閉じ込められて死に至ったという歴史的な事実は、もう多くの作品で描かれていますよね。その物語がどれだけ新鮮で詳細に、また差別感を持って描かれるのか気になりました。シナリオを読んでみたらとても新鮮で、面白かったです。新しい事実と人物の感情に、感心しながら読みました。『思悼』ならではの差別性を感じました。
Q.出演を決めた理由を教えてください。
既成世代(60年代に生まれた世代)と新世代(20代以下の若者)は同じ時代を生きていくということもあり、とても親密な仲ですよね。膨大な歴史の中で同じ時代を生きるということはとても身近で、親密であることにも関わらず、決してお互いを理解できないこともありえます。さらに同じ運命を歩んで行かなければならないですが、決して相手を理解できない、激しい差もあります。決して縮まらない父親と息子、死ぬ日までお互いを理解できなさそうな世代差の象徴を、英祖と思悼が見せてくれるんじゃないかと思いました。僕はその部分に感心を持っていたので、快く出演を決めました。
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