会場の照明が暗くなり、スクリーンにオープニングの映像が流れると、ファンは一斉に黄色い声をあげた。映像が終わると、ソン・ジェリムが前回のファンミーティングで最後に歌った曲、中島みゆきの「糸」を歌いながら登場。モデル出身らしく、ワインレッドの細めのスーツを見事に着こなし、抜群のスタイルを披露しながら登場した。

曲の途中、ステージ中央に置いてあった謎の物体の布をめくりあげるソン・ジェリム。謎の物体の正体は、前回のファンミーティングでファンと繋がった赤い糸のかたまりだった。曲が終わると、この日MCを務める古家氏が登場し、真っ先に赤い糸にふれた。古家氏が「懐かしいですね!」と話すと、ソン・ジェリムが「家で保管していました(笑)。ずっと持っていました」と満面の笑みで答え、ファンを喜ばせた。

約1年ぶりに行う日本でのファンミーティングについて感想を聞かれると、ソン・ジェリムは「こうやってまた歌ったり、挨拶をすると、昔のことを思い出しますね。今日はみなさんを楽しませます」と話し、ファンは大きな拍手を送った。

今年の5月に放送終了したドラマ『優しくない女たち』で主演を務めたソン・ジェリム。最近は12月に放送を予定しているウェブドラマ『ときめきスパイク』の撮影中で、今全身筋肉痛状態ということを明かした。『優しくない女たち』では剣道の先生役を務め、次回作の『ときめきスパイク』ではバレーボールの選手役を演じることについて、古家氏が「大変ですね～!」と感心すると、ソン・ジェリムが「(日本語で)大変でしょう～」と答え、会場は笑いに包まれた。役のために剣道を習い始め、資格を持っているというソン・ジェリム。古家氏が「ドラマの中では剣道5段でしたよね?」と聞くと、ソン・ジェリムは「(日本語で)5段ですけども、実は5級です」と素直に明かし、笑いを誘った。

バレーボールも今回のドラマのために初めてやったというソン・ジェリムは、「元々球技はあまり好きではないです。でも、バレーボールは面白いと思いました」とし、「『優しくない女たち』の放送終了後、休んでいる期間中にバレーボールの練習を始めて、夏にバイクでツーリングとか、サーフィンに行きながらも練習をしました。今はルールもわかるし、セットプレーもできて、楽しいです。これは何級とかあるわけではないですからね(笑)」と付け加えた。これを聞いた古家氏が突然トスを上げるモーションをすると、ソン・ジェリムはすばやく反応し、高くジャンプしてスパイクを打つジェスチャーをした。あまりにもキレイなフォームで客席からは拍手が巻き起こった。