開演前、会場の後ろには屋台が用意されていた。「チヂミ屋ジュファン's」と書かれた屋台では、エプロンをしたイム・ジュファンが直接ファンにチヂミを振る舞い、スタート前から会場を盛り上げた。
開演時間になると、音楽が流れネイビーのスーツできめたイム・ジュファンが登場し、会場は歓声に包まれた。イム・ジュファンは「(日本語で)みなさん、お久しぶりです。イム・ジュファンです」と特有の低音ボイスで挨拶した。
最近の活動について聞いてみると、イム・ジュファンは「来月から映画、ドラマの撮影がスタートします」とし、「今回の役は、映画では放送局のニュースプロデューサーで、日本のドラマ『HERO』の木村拓哉さんのような、正義感溢れる役です。ドラマでは、お金持ちの家の息子で、ヒロインの"あしながおじさん"的な存在の役を演じます」と説明した
また、最近韓国で放送され話題を集めたドラマ『ああ、私の幽霊さま(原題)』について。ヒロインを務めるパク・ボヨンが、肉食女子の幽霊に取り憑かれて巻き起こるこの作品で、善良な警官の役を演じたイム・ジュファン。「一見善良そうに見えますが…本当にそれだけでしょうか?」と意味深に話し、「観ればわかります。本当にただ優しいだけの人なのか…(笑)」とファンの好奇心をそそった。この役を選んだきっかけについて、イム・ジュファンは「ただ優しいだけの人ではなかったので惹かれました」と話した。また役作りについては「とにかく監督とたくさん話をして、サイコパスが出てくる映画を観ながら研究しました」と明かし、「悪役は複雑に思いがちですが、実はとてもシンプルです。ただただ悪者ですからね!」と付け加え、笑いを誘った。
続いて、スクリーンには『ああ、私の幽霊さま(原題)』のワンシーンが映し出された。縛られているパク・ボヨンを、イム・ジュファンが怒鳴りながら首を絞めるシーン。このシーンについてイム・ジュファンは「僕は、あまり力のコントロールが上手ではありませんので、ボヨンさんにとても大変な思いをさせたと思います。最後に涙を流したのは、本当に苦しかったからだと思います」と話し、二人の熱演ぶりを感じさせた。
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