Q:久しぶりにドラマへ出演する感想を聞かせてください。また、幸せな結婚生活を送っていると思いますが、正反対の役を演じる感想も聞かせてください。

久しぶりに出演する作品なので、責任感もかなり感じています。でも、僕一人の力でなんとかなることではないので、共演者を信じて撮影しています。私生活の状況と役の状況を比べるのは、ちょっと無理だと思います。僕は役と同じ状況に置かれているわけではないので、その部分はあまり気にしていません。妻が亡くなったり、または離婚して悲しく生きていくしかない人生を見せるより、"それでも僕たちは生きるために、それぞれの家庭を守ろうとしている"という姿を明るく軽快に描いています。演じる時、自分の中にある部分を引き出せば良い演技ができるとは思いません。今回のドラマは今までのどのドラマよりも共演者との演技が大事だと思っています。常に頑張ろうと努力しています。

Q:演じる上で、大変な部分はありませんか?

役の状況だけを考えたときは簡単そうでしたが、実際に演じてみたら難しいです。イ・サンテは妻を亡くした男性で、実家に対する責任感、娘を失った(嫁の)家族に対する責任感を感じている状況なので、ほかの異性と徐々に恋愛感情をもっていく演技をするのは難しいです。いつもより緊張感を逃してはいけないと思い、集中して演じるように努力しています。

Q:出産後に奥さんが舞台へ復帰したいと言ったらどうしますか?

その部分については結婚する前に十分話し合いました。未来は分からないですから。しばらく休みたいと思っていても、公演を見て突然舞台に立ちたくなったりもするので、その時の状況に合わせて対応しようと話しました。まだ結婚して1年も経っていないですが、舞台に立ちたいという気持ちにならないように忙しく生活して、僕に集中させています(笑)。

Q:結婚してから子供を見る目が変わりましたか?

僕は実年齢や俳優としての経歴や流れから、父親役を演じる準備ができていました。同僚たちとの飲み会では、「若手俳優としてのポジションから離れた方が良いのか」という悩みについて話してきました。医師役を演じるときも、若い時はインターンやレジデントを演じましたが、今は専門医の役を演じる年齢になったと思います。今回の父親役も自然と受け入れました。最近の子役たちはとても演技が上手です。才能がすごいです。僕の息子と娘役を演じる子役が(ソ・ユジンさんの子供たちよりも)もっと上手だと思います(笑)。とてもかわいいです。