Q:役の紹介をお願いします。

弁護士パンス(ソン・ドンイル)の事務室の事務長、ピルジェ役を演じました。"神から送られた事務長"と呼ばれています。ある日、勝訴率200%を自負する事務室に謎の手紙が届きます。それは、悔しくも濡れ衣を着せられたキム・サンホさんからの手紙です。

Q:出演を決めた理由は何ですか?

シナリオがとても面白かったからです。刺激的なことはありませんが、温かい感動と面白さ、教訓、メッセージを伝えます。どんな映画とも異なる形のストーリーに惹かれました。検事(コムサ)、弁護士(ピョノサ)、医者(ウサ)など、"サ"で終わる役をよく演じてきましたが、今回は"サ"の下で働くブローカー役であることにも惹かれました。

Q:事務長役を演じてみて、検事、弁護士役との一番の違いは何ですか?

まず勉強をする必要がありませんでした。事務長ではありますが、前職は刑事です。ある事件により、ソン・ドンイルさんに刑事を辞めさせられます。その事件でソン・ドンイルさんは検事を辞め、「弁護士になって一緒に働こう」と僕に提案します。監督に「どんな勉強をすればいいですか?」と聞いたら、「特にありません」と言われました。台本を読んでみても特に準備することがなく、今まで演じたことを活用すれば問題ありませんでした。チェ・ピルジェがこうなるしかなかった理由を工夫しました。

Q:ご自身とピルジェの似ている部分はどこですか?

ピルジェは後半になるに連れ、性格が変わっていきます。後半は善良で、義理を守ろうとしますが、その部分は自分と少し似ていると思います(笑)。ピルジェが「テヘ製鉄」の内情を暴く理由は、死刑囚の冤罪を晴らすためではありません。過去の恨みがあるからです。ピルジェは過去の恨みを胸に抱いて暮らしていますが、私なら過去のことは忘れて暮らすと思います。