Q:役の紹介と、出演の理由を教えてください。
女優チョン・ヘイン役を演じます。息子を失い、息子を探すリアリティ番組を作り、番組内の"ミッション"をやり遂げていきます。台本の最後のページに、作家さんからの長文の手紙がありました。メディア従事者として、リアリティ番組が扱う内容について自省してみる必要があるんじゃないかという内容でした。作家さんには、伝えようとする確固たる想いがあるんだと感じ、それをストーリーとしてどうやって広げていくのか、気になって出演を決めました。
Q:『サイン』、『パンチ~余命6ヶ月の奇跡』に続き、今回も苦労しそうですが、いかがですか?
子どもを失った母親なので、少しでも手がかりがあれば、全身でぶつかって戦って、解決していこうとします。スタイリッシュなアクションではなく、殴られたり、転んだり、リアルなアクションをお見せします。脚など、見えないところに痣がたくさんできています。監督に痣の部分を見せながら「こんなに頑張ってますよ」と言いましたが、あまり反応がありませんでした(笑)。
Q:子どもを失った母親の感情を演じるために努力したことは何ですか?
私が経験したことのある感情ではないので、自信を持って「これが正しい」とは思いません。このドラマのポイントは、母性愛ではありません。チョン・ヘインは苦境に立っていますが、視聴者に感情移入してもらうための人物ではありません。誰かに感情移入しながら見るドラマではなく、このキャラクターがこの状況をどう切り抜けるのか、第3者の立場で眺めるドラマです。これほど登場人物が複雑でリアルに描かれたドラマは、なかなか見られないと思います。そういうキャラクターたちとどうやってコミュニケーションをとっていこうか、悩みながら演じています。
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