Q:劇中、15回ものパフォーマンスがありますが、ご自身が思う最高のパフォーマンスを教えてください。
ド・ギョンス「最後に観客の前で『Sing Sing Sing』に合わせて完璧な公演を行うシーンです。一番華麗ですし、準備もたくさんしたところなので、素敵に仕上がったと思います」
パク・ヘス「私も同じシーンを思い浮かべちゃったので、違うシーンを(笑)。ダンスバトルのシーンです。烏合の衆として最高の迫力をお見せできると思います」
オ・ジョンセ「最後の『Sing Sing Sing』の公演です。あと、ビョンサムが一人で踊るシーンがあって、5人で一緒に踊るときは僕の足りない部分もカバーしてもらえましたが、そのシーンでは一人で踊らなくてはいけなかったので、海に一人取り残されたような気分になりみんなが恋しくなりました」
Q:さまざまな音楽も登場するそうですが、記憶に残っている曲は何ですか?
ド・ギョンス「デヴィッド・ボウイの『Modern Love』です。ギスとパンレのダンスへの情熱を一番よく表現してくれた感じがして、記憶に残っています」
パク・ヘス「『Sing Sing Sing』です。この曲を聞くと体が勝手に反応して踊ってしまうくらい何度も聴いたので、愛着が湧いています」
オ・ジョンセ「『Sing Sing Sing』です。本当に何度も聴き、いつ準備の姿勢をとり、いつ足を動かすのかなど、今では手馴れたものです」
Q:1950年代のセット、衣装、小物などで記憶に残っているものがあれば教えてください。
オ・ジョンセ「スチール写真一枚が記憶に残っています。シナリオを読んで、巨済島捕虜収容所を背景としているのにタップダンスを踊るという説明を聞いたときはすごく映画っぽいなと思いました。捕虜収容所というと、抑圧的で強圧的な怖いところですが、タップダンスをするというので映画的に作り上げるものだと思ったのですが、実際に昔、捕虜が仮面をしてダンスを踊っている写真1枚からこの映画が始まったことを知りました。“現実を基盤としたシナリオなんだ”と思ったことが記憶に残っています」
パク・ヘス「(セットが)本当に大きいなと思いました。映画の経験は少ないので、あんなに大きなセット場に行ったこともありませんでした。セット場に入ったときは、タイムマシンでその時代にタイムスリップしたような気分になりました」
ド・ギョンス「セット場の美術や衣装、小物が、捕虜収容所はこんなところだったんだなと思えるくらいしっかり再現されていました。“この時代はそうだったんだ”と思いながら勉強にもなりました」