イベント冒頭では、ドラマ部門のノミニー映像が流れ、映像が終わると、イベントの MC を務める古家氏が登場。古家氏は、Mnet Japanのオリジナル番組『Mタメ BANG!~ただいま打ち合わせ中~』のMCを務めており、同局の顔としても人気を博している。
「2018 Mnet Japan Awards」受賞作品発表イベントでは、ノミニードラマの版権会社の作品担当の方々を招き、受賞作品発表の前にトークショーを開催。古家氏が絶妙なトークで会場をあたためると、トークショーのゲストである株式会社エスピーオー 取締役 コンテンツ事業部長 中田 紀廣氏、株式会社コンテンツセブン コンテンツ事業部 秋山 朋子氏、ストリームメディアコーポレーション株式会社 取締役ライツ事業本部 許 星振氏が登壇した。
2018年のノミニードラマの中では、エスピーオーが『無法弁護士(原題)』、コンテンツセブンが『ピョンヒョクの恋(原題)』・『私のおじさん(原題)』・『ゴハン行こうよ3(原題)』、ストリームメディアコーポレーションが『ブラック(原題)』・『プレーヤー(原題)』・『キム秘書がなぜそうか?(原題)』を担当している。
まずは、2018年のドラマの版権(※日本で放送する権利)市場はどんな作品が人気があったのか聞いてみると、
「『トッケビ』以降、CJ系のテレビ局 tvN、OCN がトレンドをリードしているような感じになっていて、作品のジャンルにしても CJ 作品を追っかけている印象が色濃く出ていました。トッケビが大ヒットしてから、ファンタジーラブロマンス系の作品が多かった年だったと思います(エスピーオー中田さん)」
「去年は時代劇が一番少ない年でした。『ボイス』などのジャンル物の人気が上がっていましたね(ストリームメディアコーポレーション許さん)」
と 2018 年の版権市場を振り返った。
「ジャンル物はここ最近韓国で人気があるんですが、日本ではラブコメが強いなって印象がすごくありますね。買い付けの担当から聞くのが、『1話につき何回キスシーンがあるかによって(日本で人気が出るかどうか)決まるよ』っていうくらいラブコメが強いです(コンテンツセブン秋山さん)」
と、日韓での人気作品の違いについて話をすると、古家氏が「野鳥の会みたいなカウンターが必要ですね」とコメントし、会場は大爆笑。さらに、ドラマを買い付けするときの決め手や、ドラマ作品の邦題をつけるときや DVD パッケージのデザインのポイントなど、韓流業界のトークで盛り上がった。