Q:出演にあたり、決め手となったことを教えてください。
パク・チニ「序盤の『私たちの子どもが生きていく世の中はこれ以上無法な世界にならないでほしい。だから、私は戦います』というセリフが心に響きました。20代の頃、私は環境に興味があって、該当する官公署や行政処などに問い合わせたり、一生懸命ぶつかっていました。ですが、30代を過ぎ“(こういった私の振る舞いは)誰のためにやっているのか”と、情熱が冷めていったとき、結婚と出産を通して改めて考えるようになりました。
子どもが生きる社会が悪くなってはいけないと思っていたら、このドラマの台本に出会いました。環境問題についてもっと深く考えるきっかけとなり、おかげでよく表現できていると思います。私はもっと正義になりたいと思っていて、ト・ジュンウンは正義感が強いキャラクターなので惹かれたと思います」
ポン・テギュ「題材が新鮮だったのと、何よりもホ・ミンギ役をうまく演じる自信がありました。前作『リターン -真相-(以下『リターン』)』が終わって、強い悪役の次はどんな役を演じればいいかなど悩んでいましたが、ミンギは主導的で、前向きなエネルギーを与えられると思って出演しました。
監督に会ってみたら、とても変わった人でした(笑)。作品の話とか僕については全く話さず、他のことばかり話していたのですが、それがとても説得力があり、“変わった方だ”と思いました(笑)。ドキュメンタリーを作ってきた監督がドラマを作ったらどんな感じなんだろうと気になりました。撮影しながらも感じていますが、1話を見たらとても良くて、“僕の選択は間違ってない”と思いました。これまで見たことのないドラマになると確信しています」
イ・ギウ「身長のためかもしれませんが、あしながおじさん役が多かったです(笑)。ですが、ここ2,3年、僕の印象が変わったのか悪役のオファーが多かったです。悪役を2度演じましたが、楽しくてもっと深みのある悪役を演じてみたいと思っているとき、普段から関心を持っていた題材のドラマが作られると聞きました。さらに、僕が大好きな番組『それが知りたい』の監督出身の方が演出すると聞いてすごく気になりました。ちょっとギスギスした題材ですが、このドラマを通して多くの方とコミュニケーションできると思って、悪役だけど参加したいと思いました。テヨンが変わっていく過程を見ると、僕がこの作品をなぜ選んだのか分かると思います」