Q:「最も普通の恋愛」とは何だと思われますか?
キム・レウォン「本当に恋愛のことはよく分かりません。1人で悩んでも、思うままにできることでもないですし、ある瞬間訪れて去るもののようです。映画のように、出会ってときめいたり、喧嘩したり、別れたりとするのが『最も普通の恋愛』ではないかと思います」
コン・ヒョジン「最近は誰かにいい姿を見せたいという意識が強く、中毒になっているようです。この映画で2人の男女は、“私は大丈夫。心の傷なんかない!”と着飾ることなく、最初からすべての傷や過去がむき出されています。率直に自分を全部見せると、理解されたり、または理解されなかったりするのが普通の恋愛だと思います」
カン・ギヨン「今愛しているなら、喧嘩しているなら、別れを間近にしているなら、そういう今の感情が普通の恋愛ではないかと思います」
Q:コン・ヒョジンさん、ソニョンを演じる上で重点を置いた部分や努力した部分を教えて下さい。
コン・ヒョジン「ソニョンの一番大きいポイントはシニカルな人ということです。これまでは感情を隠せず、すべてむき出しにする役を演じてきましたが、今回のように恋愛の傷が大きい役は初めてです。感情をむき出しにしないように、自分なりに努力しました。映画を観ると、初めから冷たくて、悪い人だなと思われるかもしれません。これまではほとんど温かい役でしたが、今回は冷たい美女です。しかも、美女なんです!(笑)。その部分が一番違いますね」
Q:キム・レウォンさん、コン・ヒョジンさん、16年ぶりに共演してみて変わったと思った点はありますか?
キム・レウォン「ヒョジンさんは16年前も演技が自然で素晴らしかったです。今回、独特で、ありのままを自然と表現し出すのを見て改めて驚きました。どうすればあんなに自然にできるのかと何度も思いました」
コン・ヒョジン「16年前は今より若かったですし、どこから出たのか分からない自信で溢れていました(笑)。ここ数年、レウォンさんの出演作を見て、ぜひ共演したいと思っていました。『雪だるま』の時とは全く違うキャラクターで新鮮でしたし、やっぱり格好良かったです。レウォンさんは、口数が少ない方です。現場でいくら待たされてもじっとしている方ですが、映画では正反対のウィット溢れる役でした。エネルギーを凝縮して演じる時に使う賢い人なんだと思いました。レウォンさん、感謝していますし、楽しかったです(笑)」
キム・レウォン「僕こそありがとうございました(笑)」
Q:最後に一言お願いします。
キム・レウォン「10月初めに公開される予定です。現場でとても楽しく撮影しました。現実的なロマンスを楽しみにしていてください」
コン・ヒョジン「映画館でケラケラ笑いたい方、冬にときめきがほしいと思う方にぜひ観ていただきたいです。素敵な秋と冬を過ごせる温もりをもらえるんじゃないかと思います。楽しみにしていてください」
カン・ギヨン「本当の愛に気づかせてくれるのは別れの経験ではないかと思います。愛を求めているすべての男女にご覧になってほしいです、良い気運と癒しをもらってください」