Q:パク・ジョンミンさん、チョン・ヘインさん、何かが欠けている役を演じることが多いですが、その役に惹かれる理由は何でしょうか?
パク・ジョンミン「映画の主人公は普通、どこか一つ欠けているものがあって、それを乗り越えるために進んでいくのが一本の映画だと思います。テギルに欠けているものは、関心と愛だと思います。テギルが母に愛を表現するシーンは、シナリオとウェブ漫画で読むときもぐっと来ました。僕みたいに言葉だけ、気持ちだけ親思いの息子はそのシーンに共感すると思います。愛情はあるけど、表現はできず、仲がこじれたりすると溝を埋めるまで時間がかかるということを、普段から感じていたので、そういったシーンに心が動かされたと思います」
チョン・ヘイン「シナリオを読んだとき、人間味あふれてよかったです。僕を含め、人間は誰もが完ぺきではないですが、相手を通して満たされると思います。温かいエネルギーが感じられる作品なので、ぜひ出演したいと思いました。この作品をしながら、僕自身も癒されましたし、僕の足りないところを監督や共演者が満たしてくださり、いいエネルギーをたくさんいただきました。これからもいいエネルギーを届けられる作品に出演したいです」
Q:ユン・ギョンホさん、先日撮影されたCMで“成功に関して”を語り、この映画でも“成功”を語りますが、感想を聞かせてください。また、『完璧な他人』のマスコミ試写会の時、「この場にいるのが光栄です」とおっしゃいましたが、今はどうでしょうか?
ユン・ギョンホ「“短い間にかなり成長したな”と思いました。成功について考えたことはありませんが、 身に余るほど愛されていて、どんな役者になっていくべきかを考えるようになりました。『完璧な他人』のときは記者さんの顔が見えず、フラッシュだけが見えて、頭が真っ白でしたが、今は自分の考えを語れるほど成長できていて、うれしいです。先日、第2子が生まれました。それが人生で一番大きな成功だと思います。どんな役者で、どんな姿を見せるかという責任を持つようになりました。いい姿をお見せします!」