Q:ハ・ジョンウさん、最近は主にスケールが大きい作品に出演されてきましたが、今回は細かい演技が引き立ちそうです。観客はこんな作品を待っていましたが、ハ・ジョンウさんはこういう作品への欲はありませんでしたか?
ハ・ジョンウ「いつもこういう役を望んでいます。『神と共に』や『白頭山』のような大型映画も意味がありますし、主演俳優としてやるべきことの一部だと思います。低予算映画で役者をはじめたので、いつも考えていますし、これからもバランスをよく合わせていきたいと思っています」
Q:キム・ナムギルさん、「歩き学校」(※)にも入学されたそうですが、ハ・ジョンウさんと共演しながら新しく感じたことがあれば教えてください。
※歩くのが大好きなハ・ジョンウが、歩きながら感じた体と心の変化や楽しさを周りに伝え、運営している歩く集まりの名前。
キム・ナムギル「ジョンウ兄さんがパニック障害を表現するシーンを見ましたが、“あれをあんな風に表現するんだ”と驚きました。ジョンウ兄さんに個人的な悩みなどを相談しました。『僕たちは君の味方だよ。心配するな』と勇気づけてくれます。兄さんは小さな役から地道にやってきたので、僕も焦らず頑張ればジョンウ兄さんみたいになれそうだという前向きな気持ちができました」
ハ・ジョンウ「ですが、僕は(演技)大賞をいただいたことがありません(笑)。大賞をいただいた人にこういわれると…(恥ずかしい)(笑)」
Q:ハ・ジョンウさん、ジャンル的な類似性について一言お願いします。
ハ・ジョンウ「世の中を生きる物語なので重なる部分があると思います。(同じジャンルの作品の)ある部分をそのまま使うのではなく、それを通してインスピレーションを得たり、既存の表現方法を避けて新しく僕たちだけの表現方法を考えたりしました。今回の作品でもっとも独特で新鮮だったのは、サンウォンがパニック障害で苦しむシーンで、CGではなく実際に動けるセットを作り、瞬間的にファンタジーを表現したことです」
Q:役者として新年の目標を教えてください。
ハ・ジョンウ「健康で、役者として頑張りたいと思います。今年は3か国でのロケが予定されています。健康に、無事にやり遂げるのが目標です」
キム・ナムギル「(『クローゼット』は)今年初めての作品なので、観客動員数で『白頭山』に追いつく映画になってほしいです(笑)。これからも絶えずに作品活動する役者になりたいと思います」