Q:演じる上で重点を置いた部分は何でしょうか?
チョ・ヨジョン「自分の存在を知らせるためにずっとガラスを叩きます。台本を読んだ時から覚悟はしていましたが、ずっと叫んだりガラスを叩いたりするのは簡単ではなかったです。初めて密室に閉じ込められた時と時間が経ちながら叩いて叫ぶことが違わなければならないと思いました。メイクもどんどん崩れていくだろうし。できる限り密室に集中しようと努力しました。撮影が終わる頃には密室に情が移っていました(笑)」
Q:パク・ジヒョンさん、ミジュはどんな人物ですか?
パク・ジヒョン「スヨンの後輩で、消えたスヨンに代わってオーケストラのチェリストとして入団します。ソンジンに出会い、してはいけない恋に落ちてしまいます」
Q:ソン・スンホンさん、今回新しい顔を見せてくれるそうですね?
ソン・スンホン「ソンジンは申し分ないコンダクターですが、ミジュに出会い、人間の本能、欲望がむき出されます。そういうのを表現するに当たり、監督といろいろな話をしました。監督からはとぼけた人のように見せてほしいと言われました。個人的にあまり好きなタイプではないですが(笑)、これまで見せたことのない言い方や表情、眼差しを引き出すために、『愛情中毒』の時よりたくさん話し合いましたし、監督に苦しめられた作品でした」
チョ・ヨジョン「とても格好良かったです」
ソン・スンホン「ヨジョンさんは誰にもよく褒めます」
監督「公開したら(好評を受けるはずなので)、僕が欲しいものを言おうと思っています(笑)」
Q:チョ・ヨジョンさん、スヨンを演じる上で大変だったことは何でしょうか?
チョ・ヨジョン「誰にも見えていなくても人間はすべてを表さないんだと感じました。誰かには読まれるかもしれない日記のような感じでした。スヨンは思うまま表現するタイプですが、密室では思うままにならないし、ここから出なければならない弱者でもあるので、そういうことを詰め込み、もどかしさを感じながら撮影しました。プライドが高いナルシストなので、こんなところ(密室)にいても崩れたくないなど、いろんなものが衝突します」
Q:映画『パラサイト 半地下家族の秘密』に続いて、秘密空間のある家の主を演じましたね?
ソン・スンホン「(チョ・ヨジョンに向かって)僕たちアカデミー授賞式へ行けますか?ファイティン!(笑)」
チョ・ヨジョン「考えたこともない部分です(笑)」
ソン・スンホン「チョ・ヨジョンさん、ありがとう(笑)」
チョ・ヨジョン「いざ密室に閉じ込められたら脱出欲求が強くなり、他のことは考えられなかったですが、私の家でしたね(笑)」