Q:イメージチェンジしようと思ったきっかけは何でしょうか?
「イメージチェンジしたいという考えで作品を選んだことはなかったです。経験したことのないジャンル、役に挑戦したいという考えで選びましたが、新しい経験ができて楽しかったです。いただいた台本を並べておいて、時間があるときに一つずつ読んでいるのですが、当時の状況と反対する役に惹かれる部分はあると思います。ドラマ『無人島のディーバ』で日差しのようで前向きなソ・モクハを演じていた時、『ハイパーナイフ』というタイトルを見てどんな物語なのか気になって1ページをめくったら‘医師は人を助けることもあるけど、殺すこともある’というフレーズに惹かれて、ぜひ続きが読みたいと思いました。不思議な魅力があり、洗練された作品になると思いました。監督の“パク・ウンビンのイメージを壊したくてキャスティングした”という言葉を聞いた時は驚きました。私のイメージはどうだったんだろう?と気になりました。私はどういう役者だと規定したり、限界をつけたりしないようにしています。無限に成長していくために。他人が思う自分のイメージや型を破っていくのも楽しいだろうと思いました。『ハイパーナイフ』はイメージチェンジのために選んだ作品ではありません」
Q:どんな経験が楽しかったですか?
「思い切り悪事を犯せる場を作ってくれて悪いことをたくさんしましたし、悪い言葉をこんなにたくさん言ったのも初めてでした。悪口は言っていなかったですが、悪口のような感じがする不思議なセリフだったので‘こんな風にもできるんだ!’と思いました」
Q:人の首を締めたり、殺すシーンの練習はどのようにしましたか?
「練習はできなかったですし、このようなシーンは何も計算せず、現場で最大限セオクとして反応し、直観的に表現しようとしました。私の血まみれ姿を初めて見た視聴者の‘怖い’というレビューに驚きました。怖がってほしいと思いながら演じたわけではないですが、‘怖い’と言ってもらって視聴者が私の新しい姿を見つけてくれたんだと思いました」
Q:自分の姿を見た感想はいかがでしたか?
「常に鏡を見ているわけではないので、役として没入している姿を映像で見た時、‘この顔はセオクの顔だ’と思ったり、自分が見たことのない姿を見た時もありました。そんな時、新しい演技をすることに喜びを感じています」
Q:自分の姿を見て怖いと思ったことはありましたか?
「冗談交じりでファンには“セオクをかわいく見てください”と言っていましたが、視聴者は共感と理解ができない部分も、私は役者として共感し、理解して演じていたので、特に怖いとか、気の毒だとか思ったことがなかったです」
Q:理解しがたい感情はなかったですか?
「私は単純な感情より、複雑な感情を多層的に積み上げるのを楽しむ方です」
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