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取材記事



ギターも上手だった?!
賞状男なんです
スカウトされず…
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ギターも上手だった?!

今年4月に空軍入隊を控えているチョ・インソンが、3日の大阪公演にひきつづき、東京でもファンミーティングを開催した。

開演を心待ちにしていたファンは、スクリーンにチョ・インソンの顔が映されるなり歓声をあげた。

映像が終わると、幕がかかったステージにスポットが当てられた。スポットの先には、激しい音楽に合わせてギターを弾く人物の影…。

まさかチョ・インソンが演奏を?

ファンの疑問が肥大するなか、ついに幕が開けた。

ギター演奏者はなんとチョ・インソン本人。ロック歌手のようにエレキギターを肩にかけ、歌いながら巧みにギターを演奏してみせた。

途中、リズムが合わず照れ笑いを浮かべたチョ・インソンだが、かっこいいギタリストのチョ・インソンにファンはノリノリで腕を揺らした。

しかし、曲が進むにつれて「本当に演奏しているのか?」という疑惑も広がった。

チョ・インソン「アンニョンハセヨ、チョ・インソンです。もっとうまく歌いたかったのに、緊張してリズムを外してしまいました(笑)。

つづけてチョ・インソンはすごく残念なことに…と先ほどの演奏についてコメントした。

チョ・インソン「ギターを披露しましたが、制作サイドのミスで…。

そう言って見せたのは、コードが繋がっていないギター。つまり、演奏は見せかけだったということで、会場のファンは呆気に取られたあと大笑いした。

チョ・インソン「制作側から謝罪があるべきだと思うのですが…(笑)。

もちろん、これもすべてジョークなのだが、チョ・インソンは次はしっかりやりたいと思います!とたたみかけてファンを笑わせた。

チョ・インソン「これまでオープニングで失敗したことはないんですよ。皆さんは初めて(僕がミスするところを)ご覧になったんです(笑)!

オープニングでリズムを外したことが心残りなのか、チョ・インソンは弁明するように訴えて、ファンの笑いを誘った。
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賞状男なんです

登場のあいさつが終わると、ステージにイスが用意された。今回の司会は田代親世氏。チョ・インソンは田代氏とともにステージ中央に腰かけ、キーワード別に過去を振り返るトークタイムの時間をもった。

キーワードひとつ目は『賞状男』。

チョ・インソン「小学生の頃は成績が優秀で、賞をたくさんもらいました。

ファンがえ~?と声をあげると、チョ・インソンはあわてて本当!…信じてない人が多いみたいだけど、本当に!!と苦笑した。

ファンの疑いを打ち消すように、スクリーンに「弁論大会」、「自然観察探求大会」など、さまざまな賞状が映し出された。

「算数オリンピアード(大会)」は唯一とった金賞だそうだが、ファンが本当に優秀だったんだと納得する前にチョ・インソンが口を開いた。

チョ・インソン「大会で金賞をとった以降、算数ができなくなりました(笑)。

4年生にあがったときは「陸上競技大会」で受賞。

チョ・インソン「算数は僕が進む道ではないと思って、走ることにしたんです(笑)。

5年生では「校内お絵描き大会」で入賞、走って転んだときに流した鼻血から「山火事注意」を連想して描いたと一風変わった(?)エピソードを語り、実は参加者全員が入賞の賞状をもらえたと暴露した。

「開校記念特技大会」では縄跳びで賞状をもらい、これも自分に合わないと感じたインソン少年は、「漢字オリンピアード」に出場、その後「記憶・速読法」、「独唱大会」と次々に大会に出場して賞状をもらった。

田代「中学、高校ではどんな生徒だったんですか?

チョ・インソン「優秀だった小学生の頃が嘘のように、勉強ができなくなりました(笑)。実は、芸術専門の中学校に行きたかったんです。皆さんは僕の歌を聞いておわかりでしょうが…まわりから猛反対されて(笑)。

チョ・インソンは、今思えばその選択が正しかったと言ってファンと一緒に笑った。
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スカウトされず…

『賞状男』の次なるキーワードは『芸能人』。

チョ・インソン「昔は歌手になるのが夢だったんです。

オープニングでリズムを外したことを思い出したのか、ファンが「歌手」と聞いて笑い声をあげると、チョ・インソンは笑うなんて失礼じゃないですか!とバツが悪そうに笑った。

チョ・インソン「…おかげで"夢は夢"だということを知りました(笑)。…昔を思いだすと、テレビの前に座っていた場面を思い出します。

テレビっ子だったチョ・インソンは、両親に怒られながらも日本アニメ「炎の闘球児 ドッジ弾平」に熱狂して母親とケンカし、テレビの線まで切られてしまって家族全員がテレビを観れなくなったと苦笑した。

チョ・インソン「その後、『アスファルトの男』のチョン・ウソン先輩を見て、"あ、歌手じゃないな"と思って俳優の道を目指すようになりました。…今考えると、良い判断だったと思います(笑)。

田代「スカウトではなく、自分で志願されたそうですね?

チョ・インソン「自分の足でMBCアカデミーに行きました。誰かスカウトでもしてくれたら、そこに行ったはずなのに…誰も呼んでくれなくて(笑)。

自らスクールに通うことを決めたチョ・インソンは、近所の親友キム・キバンと共にアカデミーに足を運んでオーディションに合格、合格したときは本当に気分が良かったと笑みを浮かべた。

チョ・インソン「学費がすごく高かったんです。それでも母は"受かると思った"と言って学費を払ってくれて…。

学費は広告のギャラで返したそうで、チョ・インソンはいくら家族間であっても、僕たちは金関係がしっかりしてるんです。と真顔を見せて、ファンを笑わせた。

アカデミー合格後、チョ・インソンは1998年12月28日にファッションブランドのモデルをつとめることになる。当初、チョ・インソンはメインモデルではなかったのだが、運良くメインモデルに抜擢され雑誌に掲載されたという。

チョ・インソン「きっと、僕が無知なくせに一生懸命だったから、(カメラマンが)かわいそうに思ったのだと思います(苦笑)。

謙遜したコメントのあとには、すぐにでも、現場にあった服を着ていいかと尋ねて、カメラマンに"これも撮ったら?"って言ってみたり。…生き残るために頑張りました!とやはり冗談でしめくくった。



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