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取材記事


うれしいけど悲しい…

2009年7月11日、東京・有楽町の国際フォーラムホールAは、兵役前最後のキム・レウォンを見るために訪れたファンでにぎわっていた。

受付の隣に設けられたコーナーには、キム・レウォンの写真がプリントアウトされた垂れ幕が置かれ、メッセージを残すファンの姿もあった。

ファンミーティング開始時間が近づきファンがキム・レウォンの名を呼ぶと、予想を裏切って司会の古家正亨氏が登場した。

古家氏とともにドラマ『君はどの星から来たの』の挿入歌「あなたは愛されるために生まれた人」を全員で練習して、キム・レウォン登場に臨むファン。

まだかまだかと登場を心待ちにしていると、スクリーンにスタジオ撮影中のキム・レウォンの姿とメッセージが流れた。

キム・レウォン「ファンの皆さんと会うときは、いつもわくわくします。でも、今回は軍入隊前の最後のあいさつになるので、悲しくもあります。」

今日はファンと良い思い出をつくりたいとのメッセージが流れたあと、ついに本人が登場した。

キム・レウォン「僕たち、実は3ヶ月前にお会いしましたよね(笑)?でも今日は特別な理由があるせいか、いつも以上に緊張しています。」

笑顔で登場したキム・レウォンだったが、先ほどのビデオメッセージで伝えたとおり、寂しい思いがよぎっているようで、ファンの前に立った心情を語った。

キム・レウォン「舞台裏で考えていたんです。10年、20年経って僕が白髪になっても、皆さんからいただいた愛は、僕の人生でとても大きなプレゼントになるだろうって。だから今日は皆さんに恩返しする時間になればいいなと思っています。」

改めて、「お会いできてうれしいです!」とあいさつし、ファンミーティング「Message」が幕を開けた。



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