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■
横浜公演の幕開け!
イ・ジュンギ
「あーあー、マイクテスト、マイクテスト…」
2009年7月19日、パシフィコ横浜国立大ホール。開演時間の18時30分を過ぎたころ、イ・ジュンギのマイクテストの声が会場に響いた。
登場を予期してファンが歓声をあげると、突然、ステージモニターにイ・ジュンギが映った。
イ・ジュンギ
「イベント中、動画・写真撮影はご遠慮ください。興奮のあまり、前の人に迷惑をかけるなんてこともだめですよ!!」
映画上映前に流れるような注意事項を、イ・ジュンギがかわいくユーモアを交えてレクチャーしてくれたのだ。
イ・ジュンギ
「寝てもだめです!僕がこ~んなに一生懸命やるんですから(笑)!ノってきたら声を出してジャンプしてくださいね!!」
映像の中で、イ・ジュンギは「こうやって!」と言ってピョンピョン飛び跳ねてみせて、登場前からファンを大いに喜ばせた。
注意事項が終わると過去のイベント映像が次々と映し出され、最後に、白いマスクが日本の横浜を指して止まった。
ついにイ・ジュンギのコンサート、「2009 in JAPAN for SPLENDOR」横浜の幕開けだ。
暗転したステージに、マスクをつけた人々が登場する。
マスクだけが暗いステージに浮かびあがり、彼らが見せるパフォーマンスは会場に奇妙な高揚感をもたらした。
鼓動の効果音にあわせて中央でパフォーマンスを見せていたイ・ジュンギのマスクが外れると、歓声が最高潮に達した。
オールブラックのスーツを身にまとって、バックダンサーとともに見せたのは『馬鹿な愛』。
さきほどの注意事項を守るように、ファンはノリノリでジャンプをしながら、イ・ジュンギのステージに見入った。
■
世界各国からファン集結!
イ・ジュンギ
「(日本語)皆さんこんばんはー!」
開始のあいさつにつづいて「Where are you from?」とイ・ジュンギが聞くと、会場から「JAPAN!」との声があがり、イ・ジュンギを笑わせた。
イ・ジュンギ
「(日本語)楽しい時間をつくりましょう!準備、できますか?」
イ・ジュンギの問いかけに、日本・韓国・中国…各国のファンが答える。イ・ジュンギは中国語と韓国語でもあいさつして、遠方から集まったファンをうれしそうに眺めた。
イ・ジュンギ
「日本のファンの皆さん、隣で(海外ファンが)困っていたら助けてあげてくださいね!」
会場が和気あいあいとしたところで、2曲目『一言だけ』が紹介された。
イ・ジュンギ
「(『一言だけ』は)ファンの皆さんの脳裏に一番残っている曲なので、今日1番目のバラードとして歌いたいと思います。」
マイクをもったイ・ジュンギに「ジュンギー!」と声援が飛ぶと、イ・ジュンギは元気良く日本語で「はーい、がんばります!」と返して声援は倍増。歓声とペンライトの光の中で、思い出の曲『一言だけ』を終えた。
次に披露したのは『愛を知らない』。今回も「J style」収録曲からだ。バラードで落ち着いた会場を盛り上げるように、もう一度注意事項を繰り返した。
イ・ジュンギ
「拍手(笑)!拍手してくれなきゃいけませんよ~!はい、拍手―!(日本語)もっともっと~!」
イ・ジュンギに促されて盛大な拍手が会場に鳴り響くと、ドラマ『イルジメ [一枝梅]』のテーマソング『花信』が始まった。曲にあわせてドラマの映像がスクリーンに流れ、会場はいっそう穏やかな雰囲気に包まれた。
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