韓流大好き!

取材記事


ヒョンビン、ファンに囲まれる!?

2009年9月25日、パシフィコ横浜国立大ホール。

2年ぶりの日本ファンミーティングとあって、会場は開始前から高揚した雰囲気に包まれていた。

開始時間の19時を少し過ぎた頃、ステージに登場したのは『紅白歌合戦』、『のど自慢』でご存知の宮本隆治アナウンサーだ。

宮本「よろしくお願いします。それではヒョンビンさん、ご登場です!…ヒョンビンさん?オディケセヨ(どこにいらっしゃいますか)?」

出だしから日本語と韓国語を交えての宮本アナウンサーのコメントに会場は大盛り上がり。しかし、主役の本人がなかなかステージに現れずファンの気をもませた。

すると突然、3階席から悲鳴のような歓声があがった。

なんと、ステージではなく3階客席からヒョンビンが登場したのだ。

モニターにはファンの過激な(?)歓迎を受けながら客席をまわるヒョンビンが映し出され、3階に続いて2階、1階席もまわる予定だと伝えられると興奮は最高潮に達した。

宮本「立たないでくださーい!…私の声は聞こえていませんか~?!」

宮本アナウンサーの問いかけもむなしく、ヒョンビンのまわりは興奮したファンですし詰め状態。

宮本「触らないで~!顔叩かないで~~!!」

もみくちゃになりながらどうにかステージに立ったヒョンビンは、ハンカチで汗をぬぐって苦笑した。

ヒョンビン「皆さんの近くに行きたいと思っていましたが…その考えは間違っていたようです(笑)。」

ステージに向かうあいだ手に傷までこさせたヒョンビンは、それでも会場を見渡してファンに笑顔を向けた。

ヒョンビン「喜んでいただけたでしょうか?」

ファンが拍手で応えると、ヒョンビンは「2年前にも5,000人のファンの方々とお会いしましたが、今日の方がたくさんいらっしゃったように思います。」と満面の笑みで再会を喜んだ。

最新映画&ドラマ、続々日本に!

ヒョンビンの汗が少しひいたかと思われる頃、ステージにイスが設置されトークタイムへと移った。

話題にのぼったのは、最新映画『私は幸せです』。

宮本「簡単にストーリーを紹介していただけますか?」

ヒョンビン「認知症の母と賭博におぼれた兄と暮らす、マンス役を演じました。その後、マンスは精神病を患って精神病院に入院することになります。そこで起きた出来事を描いた作品です。」

宮本「これまで高級レストランのオーナー、百万長者のイメージが強いヒョンビンさんでしたが(笑)、この作品を選んだ理由は?」

ヒョンビン「台本を見たとき、とても憂うつな映画だと思いました。それなのに、なぜか読みながら微笑んでしまったんです。不思議な魅力を感じました。」

韓国・全羅南道(チョルラナムド)南原(ナムォン)で撮影したという同映画は、昨年「釜山国際映画祭」閉幕作に選ばれた作品で、今年10月に韓国で封切りを予定している。

精神病患者を演じたヒョンビンは、「ストーリーがむずかしくてつらかった」と撮影当時を振り返った。

『私は幸せです』は日本でも公開を予定しており、その旨が宮本アナウンサーから伝えられると、会場に拍手がわき起こった。

最新映画につづいて紹介されたのは、『フルハウス』ピョ・ミンス監督と『愛の群像』ノ・ヒギョン作家のゴールデンコンビが話題を呼んだドラマ『彼らが生きる世界』。

ヒョンビンはこのゴールデンコンビについて「とても良い人」と紹介し、「一緒に作業できて光栄でした」と尊敬の念を表した。

宮本「シンガポールロケはどうでした?」

ヒョンビン「すごく暑かったです。さっき(オープニングの客席登場)くらいに(笑)。」

ファンの歓迎があまりに熾烈だったのか、ヒョンビンは再度そのことを口にしてファンを笑わせた。

ドラマ製作現場で生きる製作者の姿を描いた『彼らが生きる世界』、ヒョンビンは「出てくる単語がむずかしいかも知れませんが、少しだけがまんしていただいて、最後までご覧いただきたいです。」とファンに語りかけた。

サインボールプレゼント★

最新作につづいては、ヒョンビンが所属している野球チーム、「プレイボーイズ」の話題にうつった。同チームにはヒョンビンのほかにも、チャン・ドンゴン、チョ・インソン、チ・ジニ、チャン・ドンゴン、コン・ユら人気俳優が所属している。

宮本「忙しいなかで、よく試合できますね~!」

ヒョンビン「忙しいときは出られませんが、参加できるときは週に一度、先輩や後輩と汗を流してお互いの近況を話し合ったりします。」

宮本「背番号が"31"ですが、何か意味があるのですか?」

ヒョンビン「特に意味はありませんが…そういえば、高校のときに3年1組でした。それに出席番号も31番だったと思います(笑)。」

縁のある(?)数字のようだが、ヒョンビンは「でもそれとは関係のない数字」と言って笑顔を浮かべた。

宮本「試合で一般の方に会ったらサインを求められたりするのでは?」

ヒョンビン「そうですね。お互い理解しあって対戦するので、サインすることもありますし、一緒に写真を撮ることもあります。」

ここで、うらやましいと声をあげるファンのために、ステージにサイン入りボールが登場。2階席、3階席のファンのために特製バズーカも用意して、ヒョンビンはできるだけ遠くのファンにもボールが届くようにと注意をはらって投げた。…が、残念ながら3階までには届かず、1階、2階席のファンがサイン入りボールを手に入れた。

ヒョンビン「3階にいらっしゃる方々、申し訳ありません…。(3階まで届くように)練習しましたが、なかなか届かなくて…。」

ファンを思いやって声をかけるヒョンビンに、次はファンからのプレゼントが届いた。

イチローのバッドと同じものをプレゼントされたヒョンビンは、「次に野球するときにかならず使います!」とうれしそうに笑顔を浮かべ、野球バッドなのにゴルフの素振りを見せて会場をわかせた。



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