韓流大好き!

なつこ韓国へ嫁ぎます

救世主の登場!![無料公開]

2015/05/02
救世主の登場!![無料公開]
ソウルタワーから帰りのバスを間違えてしまい、困っていた私たちの前に現れた救世主は…残念ながら、運命の彼ではありません(^_^;)彼はまだまだ後での登場となります。

救世主はソウルタワーで働く日本語の堪能な好青年でした。その好青年が助けてくれたんです。途中まで一緒に行きますと、地下鉄まで乗せてくれました。後から聞いた話によると、救世主の自宅は全く別の方面だったそうです。地下鉄に案内してくれただけではなく、せっかくだからと東大門の案内までしてくれました。本当に感動しました。

私ならそこまで出来ないな、韓国人はここまで親切なのかと衝撃を受けました。こんなに親切にしてもらい、お礼をしなければと名刺をもらい、好青年と別れホテルへ帰りました。

帰国してからお礼の手紙を母と出したのですが、国際郵便の仕組みも全くわからなかったので届いていたかはわかりません。

それからまた平凡な日常生活へ。たまに海外旅行したり、韓国へも3回ほど行きました。救世主にも日本土産を持ってソウルタワーへ会いに行き、その間に結婚もされて、お祝いを持っていったりしました。3回目のときには出世されて本社勤務になったそうで現場にはいませんでした。救世主とはそれきりになってしまいましたが、きっと幸せに暮らしていることでしょう。本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。

日常生活でも相変わらず韓国ドラマを見たりしていましたが、まだこの時は韓国語に興味を持っていません。ただ音を聞く感覚で、言葉としてではなく韓国語の音が好きで聞いていました。たくさんの韓国ドラマを見ていたのに、何ひとつ韓国語を知りませんでした。

社会人5年目くらいのある日、突然、韓国語を音ではなく、言葉として考えてしまったのです。理由はわかりませんが、本当に突然の出来事でした。これをきっかけに、独学開始。独学に失敗したのち、近所の韓国語教室に通い始め、1年近く経ったとき韓国旅行に行き、実戦。全く会話できず撃沈するはめに。このままじゃ何年かかるかわからないと思い、留学について調べてみたところ、説明会が大阪で開かれると書いてあるではありませんか!すぐ電話で予約して、説明会へ行きました。そこには今まで出会ったことのないような、海外に住んでいましたと、キラキラ輝いている人達が集まっていました。

その時の私の生活は仕事もあり、普通に暮らせていました。この普通に暮らせている安定した生活をこのまま生きていくのか、それとも一度きりの人生、なんでもやってみるのか、少し葛藤はありましたが、失敗こそが自分を成長させると思い込んでいる私は、当然留学を決めました。

語学堂の手続き、下宿の手配など全て終えてから家族に伝えました。行こうと思っている、ではなく、行くから、と。こんな自由な私を許してくれた母に感謝です。

年齢もすでに結構いっていて、帰ってきても就職できるかわからないことだけ、頭に入れておきなさいと言ってくれました。そんなことは私にとってはどうでもよかったのです。だって、失敗してナンボですから。説明会から留学まで半年は仕事のことなどバタバタで、結局出発の3日前まで働きました。ストレスからでしょうか、胃潰瘍になり、病院でもらった薬を大量に持っていく過酷な状況で、留学生活はスタートします。ほんとつくづくついていないなぁと思います。

長々と書いてきたここまでが、私と韓国を結びつけた話でした。

そして、この留学が私の人生の転機となったことは言うまでもありません。肝心の彼登場まであと少しです。もう少しお待ちいただければと思います。