“ファンダム文化”の政治社会団体占有物とされる“声明文発表”が、一種の現象であるように地位を確立させている。
ファンダムとは
「ファンダム(fandom)は、趣味・アニメ・漫画・小説・スポーツなどの分野の熱心なファンたち、また熱心なファンによる世界、彼らによって形成された文化である。」(出典:Wikipedia)
自身と関連したアーティストに関する話題が上がった時、ファンダムは肯定でも否定でも、どちらの意見もまとめて公式発表をする事例が増えている。こうした行動でファンは時にアーティストの活動の方向性に影響を及ぼしもする。
一番最近の事例だと、韓国ボーイズグループSUPER JUNIOR(スーパージュニア)のファンダム声明文だ。末っ子キュヒョンを最後に全員兵役が終了した彼らは、今年下半期に完全体として活動を控えている。
だが、ファンはメンバーカンイン、ソンミンに対し、脱退の要求を述べた。
ファンとの溝
以前より2メンバーに対しては、一部のファンとの溝が深い。ファンは、社会的物議を起こし続けているカンイン、海外ツアー途中結婚を強行したソンミンに対し、事務所に彼らの脱退を要求して来た。
ファンの世論を意識したSUPER JUNIOR事務所SJレーベル側は、今年完全体としての活動から2人を除外した。「SUPER JUNIOR正規9集アルバムは、メンバーとの議論の末、イトゥク、ヒチョル、イェソン、シンドン、シウォン、ウニョク、ドンヘ、リョウク、キュヒョンの9人で参加することに決めた」とし「チーム活動に参加しないカンインとソンミンは、別途個人活動でご挨拶する予定」と重ねた。
3日、一部ファンは「最後の声明書」と題した「カンイン・ソンミンの永久脱退を履行しない場合、SUPER JUNIORに対するボイコットを行う」と、変わる事のない強固とした姿勢を伝えた。争いを収めることのできなかった事務所は、難航している状況だ。
声明文で代表されるファンダムの立場に対しては、水面上に上がるアーティスト関連懸案についてきっぱりと対応し、実行に移すことが得策だ。パク・ユチョンの場合、4月に麻薬容疑を否認する記者会見を自ら要望した際、ファンは共に「支持声明」を出し、警察の調査結果「麻薬犯罪」が認められると、ファンはすぐ「支持撤回」の立場を出し「パク・ユチョンを一般人として送り出す」と未練なく別れを告げた。
関連の声明文は、多数のマスコミ媒体が記事にし、さらに力を得ている。