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今年期待の韓国サマー映画!ヒットするのは…?【コメント1】

2019/08/02
今年期待の韓国サマー映画!ヒットするのは…?<b><font size="2"><font color="#FE2E2E">【コメント1】</font></font></b>

サマーシーズンの韓国映画界では、制作費100億ウォン以上をかけた映画3作品が公開した。

7月24日に韓国で公開した映画『わが国の語音』と、7月31日に同時公開された『EXIT』、『使者』がその主人公だ。

観客のチケット代が無駄にならないよう、各映画の作品性、購買力、その他の長所、短所などを比較する。



作品性


作品性を優先するのであれば、『わが国の語音』が適している。

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(c)megabox_plusm

『わが国の語音』は、文字や知識を儒学者たちが権力で独占していた時代、すべての臣下たちの反対を押し切って訓民正音を作った世宗(セジョン)の最後の8年を扱った作品で、ハングル作りの複数の仮説のうちから一つを再解析し、興味を引くストーリーで紐解いていく。鼓膜を鳴らし、心を揺さぶるセリフとすっきりした演出、ソン・ガンホパク・ヘイルチョン・ミソンなど名優たちの活躍が3拍子を成し、目と耳、そして心まで満足する110分を完成させた。

また、話の流れを理解しやすいように現代的な感覚も織り交ぜ、時代劇に偏見を持つ人々も気軽に受け入れられるような作品となっている。『寄生虫』で再度1,000万人を動員させた映画を作り出したソン・ガンホに対する世間の信頼度も強みだ。

これに比べて、『EXIT』や『使者』は完成度の多少物足りなさを感じさせる。

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(c)CJ Entertainment

『EXIT』は、チョ・ジョンソク演じる大学の山岳サークルのエース出身だが何年も就活中であるヨンナムと、ユナ演じるサークルの後輩ウィジュが有毒ガスに覆われた都市を脱出するコミック災害アクション映画。だが、災害脱出という素材に笑いを織り交ぜることができず、後半部に進むにつれてストーリーのスピード感が落ちてしまう。チョ・ジョンソク、ユナは孤軍奮闘したが、「走り続ける」だけの脱出記が、あまり緊張感を感じさせなかった。

『使者』はさらに深刻だ。子どもの頃に父を失い、神を信じていない格闘技チャンピオンのヨンフ(パク・ソジュン)が原因不明の傷を発見した後、バチカンから来た悪魔祓いの「アン神父(アン・ソンギ)」に出会い、悪に立ち向って成長するミステリーアクションファンタジーホラー映画。だが、宗教色が濃いだけでジャンル的要素をしっかり活かしきれておらず、悪魔を表現するためのCG効果もそれほど優れていないため、多様な見どころを与えることに失敗したという評価を受けている状態だ。

購買力


購買力だけで言うと、『EXIT』が勝者だ。夏市場を狙ったコミックアクション映画なので、エアコンが効いた映画館で2時間、時間を潰すには悪くない選択だ。深く考えることなく快適な時間を過ごせるだろう。また、配給会社CJ Entertainmentの巨大規模の広報戦略と、チョ・ジョンソク&ユナの高い好感度も映画の購買力を高める要素となっている。

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(c)Lotte Cultureworks Lotte Entertainment Co.,Ltd

『使者』もチケット購買力は相当だ。“青春スター”のパク・ソジュンと“ライジングスター”のウ・ドファンという組み合わせで、女性観客の関心を高めることに成功。また、この映画のキム・ジュファン監督は、パク・ソジュンが主演を務めた前作『ミッドナイト・ランナー』で560万人以上を集めたというところも、好材料となっている。

その点では『わが国の語音』は2つの作品に比べて購買力低めだ。時代劇は重く難しいという先入観と、故チョン・ミソンの悲報により、インタビューなど広報活動を中断、広報がしっかりできなかった。また、世宗大王による訓民正作りをめぐる歴史歪曲論議も、乗り越えなければならない巨大な障壁となっている…。



どの映画にもそれぞれの魅力が満載!今年の夏、韓国旅行に行って期待作を観てみるのはいかがでしょうか?

[この記事のコメント]
>>留学先の学校の夏休み(1週間)を利用して3作品とも見ましたが、どれも各々の魅力があって面白かったです‼️ 「使者」は、もしかしたら完結かもしれないけれどパート2が出来るかも…と思わせるラストでしたし、パク・ソジュン氏の肉体美とアクションが見どころだと思います。ストーリーで突っ込みたくなる部分も無きにしもあらずですが(笑)スタイリッシュなエクソシスト(悪魔退治)です‼️ 「わが国の語音」は、韓国ドラマ「根の深い木」を知っている方ならストーリーを理解しつつ、当時ハン・ソッキュ氏が演じた世宗大王と今回のソン・ガンホ氏か演じる世宗大王との違いを楽しめますし、ドラマに無かった新しい解釈も興味深く見応えがあります。 「EXIT」は、何も考えずに楽しめる娯楽性が一番高い映画かも(笑)。少女時代のユナさんが、あんなにアクティブな役をこなすとは!元々演技の上手い女優さんとしても活躍していますが新境地を開拓した感があります。そしてチョ・ジョンソク氏は安定の演技力‼️パニック映画なのに沢山笑えて楽しかったです!