あらすじ
図画署(トファソ)の睿真画師(イェジンファサ、世子の肖像画を書く絵師)シン・フンボク(ソ・ジュニョン)が井戸で死んでいるのが発見された。
その井戸は朝鮮第20代の王・景宗(キョンジョン)が眠る墓の近くだった…。
父親の墓を汚されたと激怒するヨンジョ(ハン・ソッキュ)に対し、世子のイソンは自分の親友が目の前で死んでいる姿を見てショックを受けていた。
フンボクとイソンは、世子と睿真画師という関係を超えた親友だった。
フンボクが死んだことすら受け入れがたいイソンは、フンボクが自殺したという検視結果を聞いてさらに疑問を抱く。
イソンは、フンボクが亡くなる直前に「今夜、水標橋(スピョギョ)で貸本を返し次第、宮に戻ります。命運を左右する重要な問題なので、私が遅れても絶対に寝床に入ってはなりません」という伝言を貰っていたからだった。
フンボクが王の墓が見える場所で自殺したという汚名を返上するため、イソンは死因を突きとめようとするが、宮ではフンボクが殺された事実を隠そうとする老論や少論達が圧力をかけ始めていた。
一方、貸本屋の娘ソ・ジダム(キム・ユジョン)は、フンボクが死んだ日に貸本を回収しようと水標橋に来ていた。
目の前でフンボクが橋から落ちるのと、その後ろに男の影を見たジダムは、捕盗庁(ポドチョン)で「シン・フンボクという画師が殺されたのを見た」と話し、補校を連れて橋に戻るが、そこに死体はなかった…。
死体が消えた事が腑に落ちなかったジダム。
さらに後日、フンボクの死体が井戸から発見され自殺として処理されると聞き、ますます違和感を抱き、自らフンボクの死因を調べることにする…。