あらすじ
韓国修理造船所で二十年以上船の溶接工として仕事をしてきたチン・サンピル(チョン・ジェヨン)は、会社からリストラされて以降、"整理解雇者復職闘争委員会"の組織部長を務めてきた。
サンピルは自身と仲間たちの復職を訴えて会社と戦ってきたが、裁判所は被害者である労働者ではなく、企業の味方だった…。
会社に裏切られて法にも守ってもらえなかったサンピルたちは、直談判のために地域の議員であるヤンに会おうとしたが、彼が賄賂授受の疑いで議員職を失った事実を知る…。
そんな中、社会党の院内代表であるチョン議員(キル・ヘヨン)は、ヤン議員の席にサンピルの同僚であるダルス(ソン・ビョンホ)を座らせようと画策するが、サンピルたちの反応は良くなかった。
特にソンギ(ソン・ジル)は「勝てない選挙にお金を払ってまで出るのか?」と反発し、悩んだダルスはサンピルに「自身の代わりに選挙に出てくれ」と頼み、サンピルも自身の存在を示すために補欠選挙への出馬を決意する。
野党の単一候補として補欠選挙に出馬することになったサンピルだが、彼の存在を知ったドヒョン(チャン・ヒョンソン)から国民党(与党)の候補として出馬を勧められ、結局国民党の候補として補欠選挙に出馬する。
ドヒョンがサンピルを国民党の補欠候補に掲げたことで、野党は候補を横取られたと憤り、与党も力不足の候補だと反対したが、サンピルは当選して国会議員になってしまった。
全く知識がない政治の世界に飛び込んでしまったサンピルは、補佐官チェ・インギョン(ソン・ユナ)の助けを借りて自分流の政治を進めようとする…。