あらすじ
呪いのせいで生まれてすぐに捨てられた悲運の王女ソリ(ヨニ)(キム・セロン)。
朝鮮を滅ぼすという呪いを受けて生まれた姫。それにより生まれてすぐに捨てられ、結界の中に閉じ込められて暮らし、結局は魔女になってしまう。生きていても生きている感じはしないし、死にたくても死ねない。誰にも愛されず、また、誰も愛せない運命だった。
一方、とびっきりの話術と芸術的な感覚、武術の実力までも優れているホ・ジュン(ユン・シユン)。妾の子で生まれた彼の人生の目標は、奴隷である母(キム・ヒジョン)の身分を上げること。それを達成させるためには、お金が必要だったし、どのようなことも拒まなかった。そして、そうするうちに出会ったヨニ。
フクリム(黒林)に行ったホ・ジュンは、偶然山奥の深いところに隠れて住んでいるヨニに出会う。いつも平気な顔をしているが、深い悲しみを感じさせるヨニを見て、なんとかしてあげたいのに、むしろの慰められる。そして、いつの間にか、ヨニという名前の二文字が胸に刻まれる。
母と一緒に明に向かおうとしていた日、ホ・ジュンは誰かに追われているヨニを見かける。ヨニを助けようとするが気を失って倒れるホ・ジュン。しばらくして目を覚ますと、ヨニを追っていた人たちの痕跡もなく、ヨニも消えてしまった。そして、ホ・ジュンを訪れた相次ぐ不幸…。
そこでホ・ジュンは気が付く。自分は誰も守れない、何もすることができないただの妾の子だと…。