あらすじ
“月桂樹洋服店”を長年運営してきて、この時代の匠と言っても過言でないほど、誰よりも洋服に人生を注いできたイ・マンスル(シン・グ)。そんなマンスルの息子イ・ドンジン(イ・ドンゴン)は、マンスルの遺伝子を受け継いで裁縫師としての優れた感覚を持っているが、家業を継ぐことを拒んで、今はミサ・アパレールの副社長となっていた。
ある日、マンスルはドンジンに月桂樹洋服店を継ぐように頼むが、ドンジンはお金にもならない洋服店に執着する父が理解できないと話す。マンスルはお金と出世にしか目がないドンジンにがっかりして、二人の溝は深まったまま、マンスルは自身のお店に戻る。
お店に戻ったマンスルは、本当の親子のように暮らしてきたナ・ヨンシル(チョ・ユニ)の結婚式に参加するため式場へ。ヨンシルの結婚相手のホン・ギピョは、元ヤクザだが、ヨンシルを借金取りから助けてヨンシルと結婚するために組織を抜けた一途な男だ。しかし、これから二人で新しい未来を描こうとしていたとき、式場には突然警察が押し込み、警察に気づいた途端、突然逃げ出すギピョ。結婚式は一瞬にして修羅場と化してしまう。
一方、ミサ・アパレールの次期理事長として選ばれるはずだったドンジンは、ミサ・アパレールの後妻の息子ミン・ヒョサン(パク・ウンソク)にその座を取られる。そして、父に対しての自身の言動を後悔し、月桂樹洋服店まで足を運ぶドンジン。しかし、結局中へは入れず、外でお店を見つめるばかりだった。
このときドンジンが一歩踏み出せなかったことにより、マンスルとドンジンの和解は、まだまだ先へとなってしまう。翌日、マンスルは妻へ手紙を残して、突然姿を消すのであった…。