あらすじ
朝鮮時代、王の息子として生まれた三兄弟がいた。王位継承権は、長男、三男、次男の順につけられていた。彼らは決して平等ではなかった。
父である王の逝去後、長男は何事もなくその後を継いだ。だが、三男のイ・フィ(ユン・シユン)は王宮で育つも、次男イ・ガン(チュ・サンウク)は王宮の外で育てられるという差別を受けて育った。
ガンは幼いながらも弟のフィに嫉妬心を覚えていた。そして、その嫉妬はやがて憎しみに変わった。弟を想う宮女の一人をも殺してしまうほどに、強く…。
* * *
時は流れ、王となった長男が病に倒れた。
三男のフィは次期王位継承権1位だが、3年前に戦に旅立ってから帰って来ておらず、誰もが彼は死んだものと思っていた。
長男が危篤状態である事を聞いた王位継承権2位の次男ガンは、歓喜していた。幼い頃から夢見てきた念願の王の座につける、そう目論んでいた矢先…
死んだと思っていた弟が、帰って来たのだ…!
王の座につける絶好のチャンスを失くした兄と感動の再会を遂げる弟。
王の座は当然、生きて帰って来た王位継承権1位のフィに受け継がれることとなるのだが…ガンがそれを受け入れるはずもなかった。
やがて、長男の王は亡くなった。
これを境に二人の兄弟は、王の座、そしてある一人の女性をめぐって、残忍な争いを繰り広げていくこととなる…!