あらすじ
世界的な脳科学・人工知能分野で有望視されている研究者を母に持つ、財閥三世のナム・シン(ソ・ガンジュン)。まさかこの世に“自分と瓜二つのロボット”が存在するとは、夢にも思っていなかった…。
幼い頃。突然父が亡くなり、祖父のナム・ゴンホ(パク・ヨンギュ)がナム・シンを跡継ぎとして育て上げるため、無理やり母オ・ロラ(キム・ソンリョン)から引き離した。
オ・ロラはナム・シンを取り戻しに行くが、ナム・シンが放った言葉はこうだった。
「お母さんと一緒には行かない。お父さんはお母さんのせいで死んだんだ。僕はお父さんのようになりたくない!」
だがこれは、ナム・ゴンホの入れ知恵によるものだった。ナム・ゴンホは「母さんを失いたくなければ嘘をつくように」とナム・シンに告げた。母の元へ行きたい気持ちを抑え、ナム・シンは必死の想いで嘘をついたのだった。
一方のオ・ロラも「夫を失った上、息子まで失いたくないだろ…?」とナム・ゴンホの部下から脅されてしまう…。
無理やり、そして突然家族を奪われたオ・ロラは、
“もしかすると、夫の死にも何かしらナム・ゴンホらが関与しているかもしれない…”
そう思うようになった。
だが、何の力もないオ・ロラに、今できることは何一つない。悲しみに暮れ、韓国を離れ消息を絶った彼女は、寂しさ、そして恋しさから、ナム・シンと瓜二つの人口知能ロボットを作り上げた…!
「アンニョンハセヨ、人工知能ロボット“ナムシンⅠ”です」
20年間、成長に合わせて改良されてきたロボットは、現在“ナムシンⅢ”となった。
ナムシンⅢと、本物の息子である人間ナム・シン。ついに、出会う時がきたのだ…!