あらすじ
これはまだ、国という概念も、王という概念もない時代に、壮大な古代の大地、「アスダル」で繰り広げられる物語…。
その頃、ヘ族・セニョク族・フィンサン族の3つに分けられている人間と、人間ではない種族・ノェアンタルの2つの種族が共存していた!
2つの種族はほぼ交流を持つ事はなかったが、人間は資源の獲得の為に「月の平原」を主な活動場所にするノェアンタルに、交渉をする事に。
セニョク族のサンウン(キム・ウィソン)を筆頭に、人間はノェアンタルの元へ向かう。
ノェアンタルの言葉が理解できない人間側は、ノェアンタルの言葉が理解できるフィンサン族のアサホン(チュ・ジャヒョン)を通訳に立てて交渉を実行するが、ノェアンタルに拒否されてしまう。
なんとしてでも「月の平原」を手に入れたい人間たちは、貢物や薬をアサホンと一緒にノェアンタル達の元へ送るが、それは全て罠であり、結局村を襲撃し、抹殺しようとする。
サンウンに利用されている事を知ったアサホンは、人間達からの襲撃から逃げる途中で、ノエアンタルの狩人であるラカズ(ユ・テオ)と出会い、自分の生きてきたフィンサン族を捨て、ラカズと共に逃げる事に。
やがて、アサホンはラカズとの間に、人間とノェアンタルの混血であるウンソム(ソン・ジュンギ)をもうける。
だが、ラカズは人間との闘いに孤軍奮闘の末、息絶えてしまう…。
それを見たアサホンは大黒壁と「涙の海」の間にあるイアルクの地へ、幼いウンソムを連れて逃げる事を決意。
10年後、未だイアルクに到着できていないアサホンは、ついに途中で息絶えてしまう。
その場をちょうど通りかかったイアルクの地に住むワハン族に保護されたウンソムは、ワハン族の中で、育てられるが…。