Q:悪魔のような悪役だそうですが、役作りのためにどんな準備をしましたか?
ハン・ソッキュ「シナリオを読んで、本能的に怖いと感じました。これは本当に大変な役だと思いましたね。監督はなぜ僕をこの役に選んだんだろう、と不思議でした。一方で、俳優として挑戦したいという気持ちも湧いてきました。監督に『なぜ僕なんですか?』、『僕のどんなところを見てイッコを任せたんですか?』と聞いたり、作品に関することをたくさん聞きながら、役を作っていきました」
Q:口調や歩き方も変えたそうですが、工夫した点を具体的に教えてください。
ハン・ソッキュ「そこまで変えてはいません。例え歩き方を変えたとしても、それは僕ですから。僕独特の口調を聞き慣れている方が多いということは、長所でもあり、大きな短所でもあります。イッコ役を演じる上で、僕の演技を見慣れている観客にとってはマイナスイメージになるだろうなと思いました。どうすればその点を補えるかを悩み、監督と相談しながら演じました」
Q:キム・レウォンさん、メイキング映像を見ると、逆立ちして殴られたり転んだり、苦労の中でも「もう一回!」と叫んでいましたが、大変ではありませんでしたか?
キム・レウォン「僕だけがそうだったように編集されていますが、『もう一回』は全員が言っていました(笑)。より良い演技ができるんじゃないかという欲からですね。俳優の苦労を見て監督は『これで十分だ』と言いますが、俳優の立場としては、もっと良い演技ができそうな気がする時があります」
チョン・ウンイン「僕はほとんど一発OKだったような気がします。レウォンさんの『もう一回』は、癖なのではありませんか?(笑)」
キム・レウォン「確かに(笑)」