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取材記事

映画『7年の夜』制作報告会


Q:チャン・ドンゴンさん、予告編が公開された後、薄毛の疑惑が浮上しましたが、本当のことを教えてください。

映画『7年の夜』制作報告会
チャン・ドンゴン
(c)m-up


チャン・ドンゴン「オ・ヨンジェのルックスについて監督と話し合いながら、多様な姿にトライしてみました。原作を読んだ時、シャープでピリピリした鋭敏なイメージが浮かびました。ヘアスタイルをシャープな感じにしてみたり、ピリついているように見える眼鏡をかけてみたりしましたが…ありふれたものにしかならなくて。

その時、監督からヘアスタイルを“M字禿げ”にしてはどうかと提案され、最初は冗談だと思いました。“そこまでする?”と思いました(笑)。テストするときもこのヘアスタイルにしようとは思わなかったのですが、完成した姿を見ると、自分らしくなく見慣れませんでした。監督から『ドンゴンさんは、仮面をかぶったらもっと演じやすくなるタイプだと思います』と言われました。内気な人も、仮面をかぶったらふざけることができたりしますよね。そんな感じだと思います。僕に何回かしか会ってないのに、そんなことを見抜いてトライされるのを見て、無条件に監督を信じて付いて行こうと思いました(笑)。“M字禿げ”スタイルは、撮影のたびにカミソリで剃りました」

Q:リュ・スンリョンさん、コ・ギョンピョさん、演じる上で一番重点を置いた部分はどこですか?

映画『7年の夜』制作報告会
リュ・スンリョン
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リュ・スンリョン「“もし(自分が)その状況なら?”ということを常に考えました。チェ・ヒョンスらしい感情状態を維持し、善と悪の曖昧な境界をどうやって表現するかをすごく悩みました」

映画『7年の夜』制作報告会
コ・ギョンピョ
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コ・ギョンピョ「幼いけどシャープで、反抗的だけど実は父への恋しさを持っている…そんな風に感じられてほしいと思いました。シナリオを読むとキャラクターのイメージが浮かびますが、以前坊主頭で写真撮影した時のイメージが浮かび、この写真だけは監督にぜひ見てもらいたいと思いました。頭の傷跡はソウォンの人生を代弁してくれると思って作りました。また、ソウォンは潜水部なので、部活を始めたころの未熟さからできた傷跡でもあるという風に、細かい部分まで気を使いました。ダイエットをして15kg~16kg減量しました」

Q:リュ・スンリョンさん、一番大変だったことは何ですか?

リュ・スンリョン「パニックの状態で間違った選択をした後、罪悪感と恐怖に苛まれますが、そういう感情を維持するのが大変でした」

Q:チャン・ドンゴンさん、復讐する役で、感情の消耗が多くて大変だったんじゃないかと思いますが、いかがでしたか?

チャン・ドンゴン「演じる側がキャラクターを理解できていなければ、観客を説得させることはできないわけですが、理解するのはなかなか難しかったです。サイコパスのことは忘れて、“この行動をする時はどんな心理状態なのか?”と監督とたくさん話し合いました。単なる悪ではなく、人間の本性の悪を表現しようとしました。観客が理解できるような人物に作り上げるのが大変でした」

Q:コ・ギョンピョさん、とてもさびしい役でしたが、演じる上で一番の悩みは何でしたか?

コ・ギョンピョ「家族として背負っていく重荷がありましたが、そっぽを向かれ、家族でもなくなる瞬間があります。幼いソウォンの反抗心が爆発する感情を表現するのが難しかったです」



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