Q:チョ・ジョンソクさん、役作りのために準備したことや参考にしたこと、監督と話したことがあれば教えてください。
チョ・ジョンソク「僕は80年生まれなので、70年代について勉強しなければならなかったです。監督からその時代について聞きましたし、演出部からもらった資料で勉強しました。キム・イング検事は強力な公権力を持つ、時代相を代弁する人物なので、時代相をしっかり見せようとしました」
Q:ペ・ドゥナさん、とても華麗な衣装を多く着用されましたが、どんな衣装が印象に残っていますか?
ペ・ドゥナ「撮影が終わってだいぶ時間が経っているのであまり覚えていません。すべて良かったと思います。実は私の衣装より、男性方が着た、特にイ・ドゥサムの衣装がとてもロマンチックでした」
監督「ドゥナさんが初めて登場する時に着た衣装がとても美しく、ボーイッシュで良かったです」
ペ・ドゥナ「パーティーシーンが多いので、すごくおしゃれをします」
Q:キム・ソジンさんは劇中の衣装の中で気に入ったスタイルはありましたか?
キム・ソジン「当時の雰囲気が漂うビンテージなワンピースをたくさん着ましたが、今着ても不自然ではないほど綺麗でした。(キャラクターポスターの)韓服に格子模様がとても独特で、郷愁も呼び起こすような衣装で気に入っています。ソン・スッキョンの変化を一層引き立たせてくれる衣装でした」
Q:キム・デミョンさん、チョ・ジョンソクさん、70年代を再現したセット場に入った時、いかがでしたか?
キム・デミョン「映画を観るような感じでした。自分が撮影に行ったのに、本当にその空間に入っているのが不思議なほどでした。すべてが70年代になっていて、演じる時もすごく役立ちました」
チョ・ジョンソク「“韓国にまだこんなところがあるんだ”と思いました。監督は僕から70年代の公務員の顔を見たそうですが、スタッフたちのおかげだと思います。劇中では2:8のヘアをしています。2:8ヘアはほかの作品や写真撮影などで何度かやったことがありますが、今回は僕が見ても70年代のヘアスタイルに見えました。セットや美術などが70年代になっていたからだと思います」
Q:ペ・ドゥナさん、これまでのロビイストと違う感じがしますが、どんな部分に重点を置きましたか?
ペ・ドゥナ「普通、ロビイストと言うと、華麗で、魂を抜かれるような話術を持っている、などを思い浮かべますよね。私が一番重点を置いた部分は、懸命に生きる女性、頑張って営業する女性ということです。一人の男性を愛する女性という部分にも重点を置きました。普段通り、基本にならって演じました」
Q:ソン・ガンホさん、この映画の鑑賞ポイントを教えてください。
ソン・ガンホ「その時代の雰囲気はこの映画のほかにも多いので、当時の雰囲気より映画的な魅力を楽しんでいただけたらと思います」
Q:キム・ソジンさん、『ザ・キング』でも強烈な姿を見せましたが、今回のキャラクターの魅力は何ですか?
キム・ソジン「ソン・スッキョンは動的なエネルギーを持っていると思います。とてもダイナミックな人生を生きるイ・ドゥサムと一緒に暮らしている女性なので。多様な状況にぶつかっていくソン・スッキョンの姿を見守るのも楽しいんじゃないかと思います」