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取材記事

映画『寄生虫』制作報告会


Q:パク・ソダムさん、これまで強いイメージの役を演じてきましたが、今回はいかがでしたか?

映画『寄生虫』制作報告会
パク・ソダム
(c)m-up


パク・ソダム「これまで演じてきた役の中で最も現実的で、大胆な役です。判断力も早いですし、目を見て話している内に、自分に夢中にさせる不思議なエネルギーを持っています。職がなくても、世の中を堂々と生きている人物です。これまでは強いイメージの役をたくさん演じてきましたが、今回は私ならではのエネルギーを表現できる役で楽しかったです」

Q:チャン・ヘジンさん、役のために増量したそうですが、どんな風に増量されましたか?

チャン・ヘジン「一日に6食食べました。5kg太らせて、監督に『これくらいでよろしいでしょうか?』と聞いたら、私の前におかずを置き『もっと食べてください』と言われ、監督が満足するまで太っていたら15kgも増量しちゃいました。また、チュンスクは全国ハンマー投げのメダルリスト出身なので、太ってはいるけど、身動きは素早くなければならないという、とても難しい役でした。なので、こつこつと軽いトレーニングをしました」

Q:監督はソン・ガンホさんと仕事するともっと果敢になれるとおっしゃいましたが、ソン・ガンホさんは監督と仕事する時どんな刺激を受けますか?

ソン・ガンホ「ポン・ジュノ監督とは2002年に初めて仕事をしましたが、その前から知っていて、約20年の付き合いです。監督が追求する作品の世界やビジョンには感心する部分が多いです。監督の作品はひそかに楽しみを抱きながら演じます。この作品はまた、どんな作品に仕上がるんだろうという好奇心もありますし、監督の作品の世界の中で僕もより刺激的に変化できるというか、今以上に創意的になります。どんな創意的なことをしても監督はすべて受け止めてくれそうで、心置きなく演じられます。芸術家としての境地というか、監督からたくさん刺激を受けています」

Q:チェ・ウシクさん、監督とは『オクジャ』以来2度目の仕事ですが、前回と違うところはありましたか?監督ならではの特別なことがあれば教えてください。

チェ・ウシク「『オクジャ』の時は監督との仕事が初めてでしたし、プレッシャーもあって、思い切り演じられなかったです。今回は2度目だったので気楽に演じることができました(笑)。僕がどう演じても、監督はそれ以上のものを作ってくださいます。だから、“こうするのは違うんじゃないかな?”という疑問を持つことなく、いろいろ試みることができましたし、やたらと演じました。他の現場と違ったのは、動線が多かったです。動線に沿って演じるのも難しいですが、楽しかったですし、いろいろ学んだ作品でした」

Q:監督、カンヌ国際映画祭での受賞の可能性についてどう思いますか?

監督「受賞の可能性はありません(笑)。錚々たる監督たちがノミネートされています。そこに入れただけで感謝です。でも、役者たちの受賞の可能性は高いです(笑)」



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