Q:アン・ジファンさん、社会問題を扱っていますが、共感される部分はありますか?
アン・ジファン「すべての親は誰より自分の子どもについてよく知っていると錯覚しています。劇中で、息子が学校でいじめられ暴力を受けていますが、親はそれを知りません。実際、僕の子どもたちも中学生の時に似たような経験をしたことがありますが、僕も知らなかったです。親と子どものコミュニケーションも必要だと思います。
この映画には、マンション内での物語があります。僕もマンションに住んでいて、駐車場やエレベーターで住民に会ったら先に挨拶しようと心がけています。隣人についてあまりにも知らなすぎるなと思って。隣人とキムチ1つでも分けて食べるようになったらいいなと思います」
Q:撮影中、印象に乗っているエピソードがあれば教えてください。
監督「オ・ジホさんは本当に天才です。アクションシーンがあって、武術監督に電話したら、『ジホさんとは『チュノ~椎奴~』の時に仕事したことがありますが、ジホさんはアクションの天才ですよ。2,3時間で仕上がります』と言われました。本当にやり遂げていました。ジホさんとセリフのないアクション映画をしてみたいと思いました(笑)」
オ・ジホ「原州市民の皆さんがよく協力してくださいました。ランチの時間になると、オフィスで働く方たちがたくさん通り過ぎましたが気づかれなかったです(笑)。『どんな撮影なんだろう?』とちらっと見て、通り過ぎていました(笑)。すべての役者さんが明るい表情で臨んでくれてありがたかったです。(監督へ)アクション映画をお願いします(笑)」
オ・グァンロク「特に印象に残っていることはありません(笑)」
アン・ジファン「昨年の年末に撮影しました。昼間は暖かい方でしたが、日が落ちると息が白くなるほどすごく寒かったです。また、モーテルの前で大声を出しながら娘たちを追いかけるシーンを撮影する時は、僕の声に驚いて(モーテルから)あたふた出て来て帰る方もいました。その方々に申し訳なく思っています(笑)」
ヨンミン「武術練習に行ったら、殴られる役だったにも関わらず、足蹴りの練習や、股割りをたくさんしました(笑)」
監督「武術監督の情熱が溢れすぎていて(笑)」
カン・ヒ「僕は1か月くらいアクションレッスンを受けました。現場でオ・ジホ先輩とのシーンが多かったですが、気温がマイナスの日、野外で2時間も先輩がスパルタトレーニングをしてくださったのが印象に残っています(笑)」
Q:監督、ヨンミンさんとカン・ヒさんをキャスティングした理由を教えてください。
監督「僕はハンサムな人が苦手ですが(笑)、ヨンミンさんとは以前、会って話したことがあります。キャスティングする時、まず、周りの役者さんを思い浮かべますが、ヒョンス役にはヨンミンさんが一番に思い浮かびました。(ヨンミンさんの)大きな目を見ると、守ってあげたくなる気持ちになります。子どもの時から演じた経験があり、演技も上手なのでキャスティングしました。ギャランティーに比べて100倍もよく演じてくれました(笑)。
カン・ヒさんが演じるジョンウクは輝きがなければいけないですが、オ・ジホさんより輝く役者さんを探すのは本当に難しくて、ジホさんと違うイメージでハンサムな役者さんを探しました。カン・ヒさんとジホさんは異なるハンサムさなので、コンビネーションがよかったと思います」
Q:最後に一言お願いします。
カン・ヒ「肌寒くなりました。風邪に気をつけてください。温かい映画を観て、温かい気運をもらってください」
ヨンミン「成人して初めての映画です。楽しく観ていただけたらと思います」
アン・ジファン「家族映画です。実は、妻から娘まで、僕の家族が全員出演しました。それにも関わらず、一緒に映画を観ていて、恥ずかしく感じる部分は一つもなかったです。共演できて嬉しいです。家族と一緒に観るともっと感動すると思います」
オ・グァンロク「たくさんの応援をお願いします」
オ・ジホ「笑いながら悲しみもある、心温まる物語だと思います。たくさんの関心をお願いします」