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取材記事

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見


映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
イ・ソンギュン
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イ・ソンギュン「いまだに夢みたいです。現実化させてくださった監督に感謝します。誇らしいスタッフ、共演者たちと、あのステージに上がれたこと自体が光栄でした。心から応援し、祝ってくださったすべての方々とこの喜びを分かち合いたいと思います」

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
チョ・ヨジョン
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チョ・ヨジョン「出演した映画が認められたら、(映画に参加した)私たちだけの喜びと満足で終わりますが、今回の大きな成果に全国民のみなさんが喜んでくださって、祝ってくださって、ものすごいことをやり遂げたような気がしてうれしく、幸せです」

Q:監督、オスカーキャンペーン中の活躍が話題ですが、いかがでしたか?

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
ポン・ジュノ
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監督「ノミネートされたすべての映画は、頑張ってキャンペーンを行います。大手配給会社の作品はお金がありますが、僕たちは中小配給会社ですし、できたばかりの会社なので、ゲリラ戦といいますか、情熱で走りました(笑)。僕とガンホさんが鼻血を出すことが多かったです。ほかの作品はLA市内に巨大な広告が出ていたり、テレビや雑誌で全面的に広告されていましたが、僕たちはチームワークで、インタビュー600件以上、観客の対話100回以上など、頑張りました。トッド・フィリップス監督やクエンティン・タランティーノ監督などが日常から離れてキャンペーンに頑張る姿が印象的で、こんな風に作品を深く、濃密に検証するんだと思いました。長い伝統にご一緒できてうれしかったです」

ソン・ガンホ「初めて経験することなので、何も考えずにアメリカへ行きました。6か月間多くの方と作品について話していたら、僕ではなく他人がとれだけ偉大なのかを思い知らされました。受賞のためにこういった過程を踏むというより、僕たちの作品を通して世界の映画人たちとどうやってコミュニケーションし、共感できるかについて考え、学びました。自分が小さくなる感じがするほど、偉大な瞬間を経験しました」

Q:ポン・ジュノ監督の受賞の感想が話題になり、パロディも作られたりしていますが、いかがでしょうか?

監督「ユ・セユンさん、ムン・セユンさん(※)、本当に天才的だと思います。尊敬します(笑)。最高のエンターテイナーだと思います(笑)。実は、今朝、マーティン・スコセッシ監督から手紙をいただきました。数時間前に読みましたが、僕にとってはすごく光栄なことでした。個人的な手紙なので、内容は言えませんが、最後に『これまでお疲れ様。ちょっとだけ休んで。僕もみんなも次期作を待っているから、少しだけ休んで早く仕事してくれ』と言ってくださってうれしかったです」

※お笑い芸人ムン・セユンがポン・ジュノ監督に、ユ・セユンが通訳士に扮して、パロディした動画が話題となっている。

Q:監督、バーンアウト症候群(※)がありそうですが、どうやって乗り越えていくつもりですか?

※燃え尽き症候群。意欲的に仕事に没頭していた人が極度の肉体的、精神的な疲労感を訴え、無気力になる現像
監督「2017年『オクジャ/okja』が終わった時、すでにバーンアウトと診断されました(笑)。そんな中、『パラサイト』を作りたくてやる気をかき集めて作り、撮影期間よりもさらに長いオスカーキャンペーンを消化しました。ついに終わるんだと思って、気が楽になりました。頑張ってきたので、しばらく休もうかと思いましたが、スコセッシ監督から(長く)休まないでと言われて…(笑)」



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