Q:役作りのために準備したことや、演じる上で重点を置いた部分を教えてください
パク・ウンビン「台本を読みながら、“自分がどんな風に演じればいい”ということが全く感じ取れなかったです。中途半端にしてはいけず、慎重に考えなければならない作品だと思いました。“私が演じること自体も、大丈夫なのかな?”という疑問も湧きました。演じるというよりもヨンウの真心を一番に理解し、ヨンウの心とパク・ウンビンの真心を合わせて、視聴者にヨンウを理解していただきたいという思いで臨みました。
これまで様々な作品を通して表現されていた自閉スペクトラムを持っている役を真似するのをやめました。実在した人物や役を真似し、間違った表現をしてしまったらどうしよう、私の演技で(視聴者に)間違った印象を植え付けたらどうしようという不安があり、慎重に臨みました。自閉スペクトラム症の4つの診断基準などを中心に勉強しました。
監督と作家さんが熟考して作ってくださった台本を、役者としてうまく表現するために努力しました。自由に演じながらも、役の気持ちを表現するために、諮問教授に会って自閉スペクトラム症の特徴なども聞きました」
カン・テオ「ジュノはとても演じ難い役でした。カン・テオという人間として“ジュノのスイートなセンスのある姿をうまく表現できるんだろうか?”という悩みがあって、監督と何度も話し合い、ウンビンさんに助けてもらいました。刹那の表情や感情で、視聴者に共感していただけるように表現したくて悩んだし、撮影終盤の今も悩んでいます」
カン・ギヨン「ビジュアル的に努力したと言いたいのですが、誰にも信じてもらえないんじゃないかという不安があります(笑)。最近よく走っていたら、体の隅々にあった脂肪を落とすことができました(笑)。そのおかげで、チョン・ミョンソク役のイメージにピッタリとなったようでうれしいです」