Q:キム・ユンソクさん、イ・スンシン役を演じる上でプレッシャーがあったのではないかと思いますが、いかがでしたか?
キム・ユンソク「めちゃくちゃプレッシャーがありました。『露梁』は最後の戦闘を描くので、朝鮮、倭、明の3国の大将たちが出ましたし、7年の戦争をとう締めくくるかを描くのでプレッシャーがすごかったです。シナリオを読んだ時、『露梁』のもう一つのタイトルは『壬辰倭乱』だと思いました。最後を描くためには壬辰倭乱全体を触れるしかなかったです。社交辞令ではなく、ペク・ユンシク先生が出演すると聞いた時、すごく嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねました。またチョン・ジェヨンさんがチン・リンを演じ、ホ・ジュノ先輩が文武を兼備したトゥン・ジャリョンを演じると聞いて共演者を信じ、頼りにしていました」
Q:今回はイ・スンシン将軍のどんな姿を見せてくれますか?
キム・ユンソク「7年間一緒にしてきた同僚たちを抱いてこの戦争を終えなければならなかったので苦悩が多かったと思います。『鳴梁』と『閑山』のイ・スンシンを心と頭に込めて臨みました」
Q:『鳴梁』のチェ・ミンシクさん、『閑山』のパク・ヘイルさんから言われた言葉はありますか?
キム・ユンソク「全部降して祈っていろ(笑)」
Q:ペク・ユンシクさん、シマズを演じる上で重点を置いた部分を教えてください。
ペク・ユンシク「シマズは日本の歴史でとても有名な人物でした。不利な状況の中でも簡単に退かない老巧な戦略家で、絶体絶命の危機の中でもイ・スンシンと立ち向かう人物なので猛烈で強烈な姿を表現しようと努力しました」
Q:30㎏くらいの鎧を着て撮影していたそうですね?
ペク・ユンシク「兜と鎧の重さを合わせると30㎏でした。制作過程で面白いエピソードがありました。衣装監督が日本の(鎧の)職人に依頼して作ってもらったのですが、その方々が伝統的な作り方で一つひとつ丁寧に手作業で作った作品のような衣装でした。その方々は衣装を着用する人に直接来てもらって、その人の体に合わせて作るのが仕来たりだそうですが、コロナ禍で直接行けなかったので、衣装監督とコミュニケーションを取りながら作ってもらいましたが、誂え服のようにピッタリでした。シマズは九州出身ですが、職人たちも九州の方で、“シマズは故郷の方なので、とても尊敬し、誇らしく思っている方なので、よろしくお願いします”という伝言をいただきました」
Q:チョン・ジェヨンさん、チン・リンはどんな人物でしょうか?
チョン・ジェヨン「明の水軍の都督です。明とイ・スンシン将軍の間で葛藤し、苦悩します。心はイ・スンシンですが、体は明と自分の実利を考えるしかなくて悩みます」
Q:中国語のセリフはいかがでしたか?
チョン・ジェヨン「シナリオを読んだ時は胸が詰まりましたが、古代中国語の練習をしながら漠然としました。出演を決めたのは間違いではないのかと思ったくらいでした(笑)。こんなに大変だとは思わなかったです。方言を習う時とは全く違いました。撮影が終わるまですごく苦労しました。今もその部分が一番心配です。明の言葉が分かる方はこの映画を見ないでほしいです(笑)」
Q:ホ・ジュノさん、トゥン・ジャリョンはどんな人物でしょうか?
ホ・ジュノ「明の末裔の方にはとてもすごい方なので、考証などは監督を信じるしかないと思ってシナリオに重点を置きました。イ・スンシン将軍は国は違うけど、理解できる心で繋がっている弟だと思っている兄の立場で臨もうとしました」
Q:キム・ソンギュさん、またジュンサ役を演じた感想を聞かせてください。
キム・ソンギュ「当然プレッシャーがありました。『閑山』の時も、イ・スンシン将軍の物語の作品に出演することにプレッシャーがありましたが、今回も物語や先輩方を見て、ご迷惑をおかけしないようによく締めくくりたいと思いました。同じ役ですが、全く違う映画を撮っているような感じがしました」
Q:今回はどんな姿を見せてくれますか?
キム・ソンギュ「前作では苦悩し、混乱している感情的な人物でしたが、今回は時間が経っていますし、凄絶な戦闘の中で固くなっていると思って、イ・スンシン将軍の隣で、多く言わなくても(将軍の)心が分かる人物に見せたいと思いました」