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取材記事

映画『ハルビン』制作報告会



映画『ハルビン』制作報告会
ヒョンビン、パク・ジョンミン(映画俳優)
(c)CJ ENM/(株)ハイブメディアコープ



Q:チョン・ヨビンさん、モンゴル、ラトビア、韓国で5ヶ月間ロケしながら楽しかったこと、大変だったことは何でしたか?

チョン・ヨビン「初めての撮影はモンゴルで行われました。ロケ地に行くまで時間が相当かかりましたし、道路事情も楽ではなかったのでみんな大変だったと思います。それにもかかわらず、砂漠の真ん中で感じた不思議な感情を共有できました。広々とした大地の上で人間が感じる孤独と寂しさ、存在としての省察、考察を感じる瞬間をみんなと分かち合うことができました。共演者たちと、“もし初めてのロケ地がソウルだったらこんなに固い同志愛、連帯感を感じられたのだろうか?空間がくれる感じ、エネルギーのためもっと強い連帯感ができたのではないか”と話していました。ロケ地で感じたのは私たちのしていることは苦労とは言えないということでした。満州の野原を走っていた独立軍を思うと、これは何でもないと思いながら臨みました」

Q:ユ・ジェミョンさん、ラトビアロケで印象に残っているエピソードがあれば聞かせてください。

ユ・ジェミョン「僕もモンゴルに行きたかったので羨ましかったですが、苦労した話を聞いたら行かなくてよかったと思っています(笑)。モンゴルで撮った映像を監督に見せてもらったことがありましたが、驚いて感嘆しかでなかったです。“こんなことができるのですか?”と聞きました。ラトビアには初めて行きました。道を歩いたり、撮影したり、食事したり、撮影後、同僚たちと話していたことすべてが旅行のようでしたし、最善を尽くして良いシーンを作り上げるために熾烈に臨んでいた覚えがあります」

パク・ジョンミン「モンゴルも旅行のようでした。大変な旅行(笑)」

Q:パク・ジョンミンさん、空が助けてくれたと思った日があったそうですね?

パク・ジョンミン「助けられたと思ったことはないですが、今思うと助けられたと思います。(全羅道)広州(クァンジュ)の山で戦闘シーンを撮影しましたが、そこはあまり雪が降らない地域ですが、撮影の日に大雪が降り、15日間溶けなったです」

イ・ドンウク「80年ぶりの豪雪でした」

パク・ジョンミン「大変だろうけど、そんな風景の中でシーンを作り上げることに監督も俳優たちも喜んでいました。広州で15日間、戦闘シーンを撮りながらもう一度同志愛を固めることができました。全く寒くなかったです。みんなの情熱で温かくなる瞬間でした」

Q:パク・フンさんは日本軍として、イ・ドンウクさんは独立軍としてアクションをしましたが、いかがでしたか?

パク・フン「アクションシーンは決まったアクションのトレーニングを受けて撮影しますが、『ハルビン』は決まったアクションというより、その状況の凄絶さを表現するためのアクションでした。現場で何度も修正しながら撮りました。よりリアルで、その状況に近いアクションを作るために努力しました。そんな面で自然環境に助けられました。ドンウクさんがただ走ってくるシーンがありましたが、雪が腰まで積もっていてそれをかき分けて出るシーンに変えたら、よりリアルな戦闘シーンになったのではないかと思います」

イ・ドンウク「ですが、寒くなかったです!情熱に溢れて撮りました。自然環境にとても助かりました。昼は少し溶けて夜はまた凍っていました。アクションを決める必要がなかったです。滑りやすかったので、土の上で這ったり、どろどろになって転んだりして、自然環境に助けられ良いシーンが作れました」

監督「とても大変だったと思います。あまりにも申し訳なくて、俳優たちの顔を見ることができず、避けていました。特にヒョンビンさんに申し訳なかったことがあります。リハーサルを終えて撮影日になったら何かが気に食わなくてもう一度リハーサルがしたいと思って、“誰とすればいいか”と武術監督に聞いたら“アン・ジュングンでしょう”と言われてヒョンビンさんと1日ずっとリハーサルばかりしたことがありました。おかげでほかの俳優たちは楽にできました。ヒョンビンさんは腰を怪我したりしましたが、よく耐えてくれて本当にありがたかったです」
ヒョンビン「僕のやるべきのことでした」

Q:アン・ジュングン将軍役にヒョンビンさんをキャスティングした理由を教えてください。

監督「アン・ジュングン将軍の役は偉大なる英雄なので、プレッシャーがないはずがないと思いました。とても大変だろうと思っていたので、その大変さを耐えられる体力を持っている俳優が必要でした。ヒョンビンさんに会った瞬間、まさにアン・ジュングンだと思いました。耐えて打ち勝つだろうと思いました」

Q:ヒョンビンさん、アン・ジュングン将軍を演じるに当たり、重点を置いた部分は何でしょうか?

ヒョンビン「監督はこの作品を準備していた時から、これまでと違うアン・ジュングンの将軍としての姿を見せたいというのが始まりでした。大事を起こしに行く過程まで、将軍も僕たちと同じ1人の人間としての苦悩や挫折、悲しみなど様々な感情があるだろうと。それにも関わらず、目標を達成するために一歩ずつ進み、守ろうとした信念と意志をたくさん表現したいと思いました。僕にできることは、アン・ジュングン将軍が書いた文と残っている書籍を読んで、記念館に行って痕跡を見ることでした。8、9ヵ月間、毎日資料を調べて悩んで想像する過程の繰り返しでした」

Q:パク・ジョンミンさん、実在した人物ですが、資料が少なくて大変だったと思いますが、役作りのためにどんな準備をしましたか?

パク・ジョンミン「大変なことはいつも大変です。実在した人物を演じるのは敏感で繊細に受け入れて表現しなければならない部分があるので大変でした。残っている資料が少なかったため、監督とたくさん話し合いました。裁判記録のある本があったので、それを読んで参考にして準備しました」




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