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取材記事

映画『暗数殺人』制作報告会


Q:キム・ユンソクさん、今回の役は“刑事の最終形”だそうですが、これまでの刑事とどんな違いがありますか?

映画『暗数殺人』制作報告会
キム・ユンソク
(c)m-up


キム・ユンソク「事件への接し方がすごく気に入っています。韓国の映画でこんな刑事は初めてです。犯人に焦点を当てて捜査するのではなく、被害者に焦点を当てて事件を解決して行くのが『暗数殺人』の特徴です。これが本当に刑事が持つべき徳目ではないかと思います」

Q:チュ・ジフンさん、刑事としてのキム・ユンソクさんはいかがでしたか?

映画『暗数殺人』制作報告会
チュ・ジフン
(c)m-up


チュ・ジフン「シナリオをいただいたとき、すでに先輩がキャスティングされていました。いつかぜひ共演したいと思っていたので、出演を決める時、その部分が大きく働きました。先輩は大きな巨木のような感じでした。僕の釜山(プサン)の方言にも細かくアドバイスしてくれましたし、(一緒に演じていたら)予測していなかった緊張感が自然と込みあげてきたり、とても助かりました」

Q:チュ・ジフンさんが演じるカン・テオは具体的にどんな人物ですか?

チュ・ジフン「キム・ヒョンミンが正しい刑事なら、カン・テオは正しい悪い奴です(笑)。悪い奴の典型といいますか、自分の利益だけを考えます。すでに服役中ですが、大胆に刑事を呼び、まだ明かされていない犯罪を明かしながら頭脳戦を繰り広げます。すべてが自分の利益のためで、反省も悔いもしません。そんなキャラクターをどうやって作っていくか悩みましたが、共演者や監督に助けられながら頑張りました」

Q:チュ・ジフンさん、演じる上で重点を置いた部分はどこですか?

チュ・ジフン「キャラクターの内面を工夫しなければならなかったのですが、何より方言の壁がすごく大きかったです。頑張ればできると思いましたが、ほぼ外国語のようでした(笑)。釜山の方言には規則がなく、撮影に入る数か月前から、制作者であるクァク・ギョンテク監督(※)に毎日会って方言を教えてもらったり、一人で練習したり、撮影時も毎日1時間前に行って練習しました」

※『友よ~チング』の監督。釜山出身で、『友よ』も釜山方言で作られた。



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