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取材記事

映画『暗数殺人』制作報告会


映画『暗数殺人』制作報告会
チュ・ジフン、キム・ユンソク
(c)m-up


Q:さらに筋肉痛で苦労したこともあるそうですね?

チュ・ジフン「接見室で先輩と長い対話をしながら心理戦を繰り広げるシーンで、長い時間演じていたら姿勢が変わったりしますよね。(左)足を組むとテーブルの間に挟まって。その姿勢でずっと演じていたら(左側が)筋肉痛になるんです。しかも僕は脊柱側弯症なのに…(笑)」

キム・ユンソク「廃墟で撮影したのですが、蚊、ネズミ、ゴキブリなど、虫が多かったです。人の手が届かない廃墟などはすごく冷えますよね。チン・ソンギュさんが真夏に、夜遅くまで撮影していたら骨まで冷えるほどだったそうです。その撮影が終わって病院に運ばれました(笑)。ジフンさんもソンギュさんも私よりずっと若いのに…(笑)」

チュ・ジフン「ソンギュ兄さんは僕より酷いんですよ(笑)。この作品の後、また他の作品で共演しましたが、兄さんはその時も体調が悪かったんです。『一杯飲みましょう』と言うと、『体調が悪くて飲めない』と(笑)。結局一度もお酒を飲んだことがないです(笑)。快癒を祈ります(笑)」

Q:キム・ユンソクさん、チュ・ジフンさん、お二人の共演の感想を聞かせてください。

キム・ユンソク「これまで共演した後輩の中で一番背が高いです(笑)。ハ・ジョンウさんが183㎝、カン・ドンウォンさんが186㎝、チュ・ジフンさんが187㎝です。しかし、体は弱いです(笑)。以前チュ・ジフンさんのドラマ『魔王』を見て、すごく魅力的だと思いました。カン・テオは微妙な暗みと明るさを行き来しながらも純粋な表情を見せなければならない役ですが、チュ・ジフンさんが最高のキャスティングだと思います。これから多様な作品でもっと良い姿を見せてくれると確信しています。ただ体が弱くて…(笑)」

チュ・ジフン「先輩は『兄さん』と呼べません(笑)。悪い意味の威圧感ではなく、巨大な感じを受けました。年齢差もあるので『先輩』と呼んでいます。僕がデビューしたばかりの頃、リュ・ドクファンさんと仲が良くて、彼が出演した映画『ヨコズナ・マドンナ』を観ましたが、先輩のシーンで初めてスクリーンに圧倒される経験をしました。今回共演できて嬉しかったです。お酒を飲みながら、気になっていたことなどいろいろ聞きました。教科書のような先輩です」

Q:チュ・ジフンさん、この場でキム・ユンソクさんを『兄さん』と呼んでみてください!

映画『暗数殺人』制作報告会
チュ・ジフン、キム・ユンソク
(c)m-up


チュ・ジフン「(深呼吸をした後)ユンソク兄さん、愛しています(笑)」

キム・ユンソク「うん。お酒はもういい加減にしなさい(笑)」

監督「現場で感じたお二人は、竜攘虎搏(※)でした。キム・ユンソクさんが現場に現れると、一匹の虎が歩いてくるような感じで、虎の眼つきをしています。チュ・ジフンさんは身長が高くて、ぶらぶらと、ふてぶてしい姿を見ると、龍みたいでした。接見室シーンの撮影では、弓に弦をぴんと張ったような緊張感に包まれ、そのシーンはこの映画の白眉です。二人の相性はファンタスティックでした」

※龍と虎が争うこと。強い者同士が激しく戦う様子を指す。



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