Q:チェ・グィファさん、原作とは結構違いますが、役のためにどんな努力をされましたか?
チェ・グィファ「ウェブトゥーンを見ていないのでよく知りませんでした。シナリオが面白くて出演を決めたので。40年以上生きてきて記憶にある、僕が見て来た国会議員の姿を参考にしていろいろな姿を見せようと思いました」
Q:国会議員役だと分かった時はいかがでしたか?
チェ・グィファ「監督が国会議員役をくださると言うので“どういう風の吹き回し?僕に国会議員?”と(笑)。想像もつかなかったです(笑)」
Q:監督、NGもOKにされたそうですが、誰が一番NGを出しましたか?
監督「問題なければそのまま続けました」
キム・レウォン「誰が見てもNGだと思うものも、監督は自然で良いのだと(笑)」
監督「撮影する時は、台詞でも状況でも、自然ならOKです」
キム・レウォン「撮影序盤はしんどかったです。夜通し、次の日の撮影シーンの台詞を覚え、シーンについて悩み、想像してみたりしたのですが、次の日現場に行くと全てのことが変わっているんです。中盤を過ぎてからは余裕が生まれ、監督のスタイルを知ってからは台詞を覚えないことも(笑)。どうせ全部変わるので(笑)。
監督がメイクルームに来て『今日シーン変わったよ』と言われた時、僕個人のスタッフたちに『だと思って一つも覚えて来なかったよ!』と言ったこともありました(笑)」
チン・ソンギュ「(序盤に一生懸命台詞を覚えているのを見て)そんなに頑張って覚えなくてもいいのにな…と思いました(笑)。大きな枠組みを持ってリハーサルしちゃうと全て変わっちゃうのに、と(笑)。覚えて来なくても、リハーサルすると自然とできちゃうんです。『犯罪都市』を通して監督のスタイルを知っていたので、レウォンさんやジナさんより気楽に、朝行って『監督、どんなのがいいですかね?』と聞いていました(笑)」
監督「(役者が)前日にシーンについて悩みすぎているので、準備して来たことをそのままするより、現場の空気を感じながらその状況の本当の感情で演じてもらおうとしました」