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取材記事

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見


Q:イ・ジョンウさん、英語で語った受賞感想が話題ですが、いかがでしょうか?

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
イ・ジョンウン
(c)m-up


イ・ジョンウン「実は監督が作家組合賞をいただくとき、役者は私だけでした。普通、外国では役者が監督を紹介するそうです。英語に自信がなかったので、セリフを覚えるように徹夜で覚えてしました(笑)。(監督へ)大丈夫でしたよね?(笑)」

監督「素晴らしかったです!」

Q:監督、今月末にモノクロバージョンが公開されますが、モノクロ映画を作った理由は何でしょうか?

監督「『母なる証明』も、モノクロバージョンを公開したことがあります。特に何か意図があったというわけではなく、古典、クラシック映画へのロマンを持っているためです。もし僕が1930年代を生きていて、モノクロ映画を撮ったらどんな感じかな?という気持ちで作りましたが、(カラーとは)違う感じがして、不思議です。ロッテルダム国際映画祭でモノクロバージョンを公開しましたが、観客から『スクリーンから臭ってくるような気がする』と言われました。役者の微細な表情、演技とニュアンスをもっと感じることができると思います」

Q:パク・ミョンフンさん、キャラクター上、韓国では広報活動に参加できなかったですが、アカデミーでの反応はいかがでしたか?

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
パク・ミョンフン
(c)m-up


パク・ミョンフン「誰にも気づかれませんでした(笑)。僕の姿は(映画と)全く違うので、スタッフの一人だと思われたようです(笑)」

Q:アカデミー授賞式のステージに上がった時の心境はいかがでしたか?

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
イ・ソンギュン
(c)m-up


イ・ソンギュン「ものすごく胸がいっぱいになりました。こんなに胸がいっぱいになることを感じられてうれしかったですし、喜びで涙が出るんだということを実感しました。僕たちの映画が、ある“(一)線を超えた(※)”なと思っていましたが、アカデミー賞で4部門受賞し、(逆に)アカデミーが“(一)線を超えた”と思いました。偏見なく僕たちの映画を観てくださって感謝しました」

※劇中で、イ・ソンギュンが何度も言ったセリフ「線を超えた」にちなんだコメント

映画『パラサイト 半地下の家族』記者会見
チョ・ヨジョン
(c)m-up


チョ・ヨジョン「ステージに立った時は頭が真っ白でした。その時の私の表情が面白く編集された映像がネットで回っているのを見ました(笑)。他地で、大きなステージに上がった私たちの姿を見て、映画はすごいと思いました。監督の『映画は一つの言語』という言葉を実感しました。映画を作られる上で、言語を離れ、どれだけ人間的に接近したらこんなにうまく世界の人々に通じるのかと思い、誇らしくステージに立つことができました」



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