Q:タン・ウェイさん、ソレはいつからヘジュンに恋を感じたと思いますか?
タン・ウェイ「見るたびに、見る人によって感じ方が変わってくると思います。観客のみなさんに判断していただきたいです。それが分かるセリフもあり、映画を観ると分かると思います。観客のみなさんが見つけてください。この映画を通して監督が見せようとする恋の感情はすごく繊細で、精密にあらゆるところにあります。ぜひ楽しんでください」
Q:パク・ヘイルさん、監督との仕事が初めてであることが信じられないほど馴染まれている感じがしましたが、現場ではいかがでしたか?
パク・ヘイル「曖昧な感情、微妙な感情などの瞬間の感情を作っていくとき、監督は僕が表現することを支持してくれました。だからこそ、もっと自信を持って楽しく演じられました。また、タン・ウェイさんとの共演を通して得たものも多いです。いろいろなことが重なって監督の世界に上手く馴染むことができたと思います」
Q:タン・ウェイさん、韓国語のセリフはいかがでしたか?
タン・ウェイ「韓国語のセリフのために基礎から一生懸命に学びましたが、演技に必要な韓国語を学んでいたら日常の韓国語ではなかったです(笑)。韓国語で演じたと言ったら、私は韓国語ができると思われ、あちこちで韓国語で声をかけられているのですが、私は日常的な韓国語はできません(笑)。初級韓国語ではなく、高級韓国語を学びました。次、機会があれば基礎的な韓国語を学びたいと思います。
外国語で演じるのは楽しいです。韓国語のセリフを覚えて韓国語で演じているけど、頭の中ではそのセリフの意味を中国語で考えていました。相手のセリフにリアクションするために、相手の韓国語のセリフも覚えたのですが、その意味も中国語で覚えなければならなかったです。頭の中で、意味のわからない韓国語の中国語の意味と、韓国語の発音、相手のセリフの意味などを同時に考えながらリアクションしなければならなかったので、とても独特な経験でした」
監督「頭の中はすごく忙しかったのに平然とした表情を保っていたことに驚きました(笑)」
タン・ウェイ「すべての思考が脳の奥に向かっていたため、その姿が観客に神秘的に見えたようで、役立ったと思います(笑)」
Q:タン・ウェイさん、カンヌ国際映画祭の記者会見で「監督は私の人生を完成させてくれた」とおっしゃいましたが、その意味は何でしょうか?
タン・ウェイ「計画していた言葉ではなく、その瞬間にそういう感情だったのでその言葉が飛び出したと思います。『あの時、どうしてあんなことをおっしゃったのですか?』と聞かれるとお答えできません。具体的な理由は私も分かりません。もし10年後にでも分かったらその時にお答えします。今も感謝の気持ちを伝えたいです。『霧』という歌が流れたとき、“監督は私の人生において大切で、私の人生の一部を満たしてくれた”と思いました。今も同じことを言いたいです。多くの方の愛、監督、ヘイルさんに感謝します」