Q:イム・ユナさん、キャラクター的に挑戦だったと思いますが、演じるに当たり、気を遣った部分は何でしょうか?
イム・ユナ「外的に昼のソンジと夜のソンジの違いが明確に表れるように、昼は清らかで清純なスタイルと、落ち着いた言い方、MBTIではI(内向的)タイプに決めて役を作っていきました。夜のソンジはネイルアート、カラーコーン、ウェブヘアなど、頭からつま先まで華麗に見えるようなスタイリングをしました。口調や性格面でも、よりエネルギッシュな印象を与えられるよう意識しました。何よりソンジと悪魔の真心が観客に伝わってほしいという部分に重点を置きました」
Q:アン・ボヒョンさん、かわいいながらもかっこ悪い姿が印象的でしたが、演じる上で気を遣った部分は何でしょうか?
アン・ボヒョン「台本を読んでギルグについて研究をしましたが、表現するのは簡単ではなかったです。これまで男らしくてエネルギッシュな役を演じることが多かったですが、今回は極端なI(内向的)タイプで守ってあげたいと思われるような役です。監督から“ゆっくり言ってほしい”“こんな表情を作ってほしい”などを言われた時、最初はどうしてなのかよく分からなかったのですが、現場で監督を見ていたら理解できました。監督は潜在的な天才だと思いました。疑問に思っていた点が全部解消され、ギルグをよく演じることができました」
Q:この映画の強みは何だと思いますか?
アン・ボヒョン「今日、映画を見て感じたのは、眉をひそめず、気楽に見られる映画だということです。出演した者ではなく、観客の立場から客観的に見ましたが、様々な感情が感じられ、多くの方にとって癒しになるだろうと思いました」
チュ・ヒョニョン「悪魔を題材としていますが、家族愛を大きく感じました。感情を消耗せず、心が温まりますし、ニヤニヤと笑える部分が多いので、家族と一緒に見るにはピッタリの映画だと思います」
Q:チュ・ヒョニョンさん、バラエティ番組でMZの姿をたくさん見せてきましたが、アラはどんな違いがありますか?
チュ・ヒョニョン「バラエティ番組でのMZキャラクターと違いを置こうと思ったことはなく、監督から“思うまま演じればいい”と言われたので自由に演じていて少しオーバーになった時は“やりすぎ”と言ってもらうなど、調節してもらいながら演じました。ユナ姉さんとボヒョン兄さんにも助けられました。撮影中はかなり緊張していて、その姿が映像にも表れていないか、観客にも伝わったらどうしようかという心配があり、もっと遊び感覚で自由に演じればよかったなと思いました。反面、映画の雰囲気をより面白くする役をよく演じたと思っています(笑)」